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この世の真なる救世主

『頼みましたよ。真紅の勇者様? (パチッ)』 お茶目にウィンクをする教皇様である。


「ブッ……思わず紅茶噴いちゃったじゃないですか! やめてください、そんな高尚な存在…私達は勇者とかじゃありませんから! ただ……まぁ、私の手が届く範囲でなら、その~出来る限りの事はするだけです。でもそれを誰かに強制とかは、されたくないですけど……」


『ふふっ……ええそれは分かっております。ですので今回は、皆様用にこちらをご用意致しました』


「これは……この指輪は一体なんでしょう?」


 教皇様から渡された物、それは俺達PTの人数と同じ数だけある、すごーくお高そうな指輪だ。


『それは確かに高価な指輪ではありますがその真価は別にあります。その指輪を嵌め魔力を通す事で特別な輝きを宿す物です。偽装が出来ない個人認証が可能となるという特別な指輪ですの。別の人間ではその指輪はただのお飾りとなりますわね。その指輪の輝きをもって貴女達【真紅】の身分をこの【女神教の教皇】である私が保障するという、特別な証明証となります。先程皆様に絡んで来ていた枢機卿などや下手な王族達からの干渉も少なくなるでしょう(ニコリ)』


「……つまり、これがあれば私達は今後権力争いなどに利用される事も無く、目的だけに邁進出来るって事ですね。それは何とも至れり尽くせりで」


『ええそれはもう。この私が敬愛する【女神様】直々の神託ですから(くすくす)貴女達の目的を邪魔する者はこの私が許しません』


「……では、その期待を裏切らない様に頑張らせて頂きます」


『でも決して無理はなさらず。たまには私に顔を見せに来てくれると嬉しいわ』


「え!? は、はい。それは……勿論。お約束致します。あ、それとコレなんですが……。宜しければお受け取り下さい」


『あらまあ? これは一体何かしら?』


「こちらは、私が開発した新商品の美容クリームです。コレはその中でも【特別製】な物ですので絶対に他の人には使わせないで下さい。効果は美容だけではなく……。使用方法などは……」


『それは本当なのかしら。うふふ……凄く嬉しいわありがとう』


「いえいえ、教皇様のお心遣いへの感謝の気持ちで御座います」


(教皇様には是非()()()()()()()()()()して貰わねばなるまい。ククク……ここは自重しないで良いだろうと判断する)


『ふふっ、今後も何か困った事があれば私に何でも相談してね?』


 こうして和やかに、俺達と教皇様との【会談と言う名のお茶会】も無事に終了したのだった。


 その後の俺達は、この世界を救う為に世界中を巡り時には周囲に災厄を招く魔物を狩り、時に攻略は不可能と言われた巨大ダンジョンを制覇し、世界中にその名を轟かせて行く事になるのだった。


――真紅の衣装と光り輝く指輪を身に纏い、この世の真なる救世主PT【真紅】として。


 しかし未だ現れぬ、仮面の男の存在やその黒幕の存在は未だに掴めないが、俺達は決して負けたりはしないのだ!


 俺達の冒険はまだ始まったばかり!

一旦ここで終わります! 完全な打ち切りでは無いので、ブックマークはそのまま!


続きの構想もありますし、加筆修正も行いたいので一旦ここで区切ります。


皆様の応援ありがとうございます!


未評価の方は宜しければ是非、下記にある☆を★で沢山頂けたら続編執筆も捗ったりします。 

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