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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
193/215

アジュンマの話し XLV

 アタシのことを・・・・・

 モノとしてではなく人として女として

 この世に産まれてきて初めて扱ってくれた場所が

 あの華北の従軍慰安所だった・・・。


 韓国に居たときも・・・・・

 そして日本に集団渡航で家族と来てからも

 アタシはずっと人というよりもまして女なんかじゃなくて

 壊れたらすぐにポイと捨てられてしまうモノみたいな扱いで

 だから どこでもそんなモノとおんなじただの働き手は

 オマエの代わりなんか幾らでもいるだみたいな

 そんなぞんざいな扱いだったけれど・・・。


 あそこでは・・・・・

 華北のあの従軍慰安所では

 姐さんたちはみんないい人ばかりで

 兵隊さんたちもアタシに優しくしてくれて

 もしかしたらもしかしなくてもあそこにいた時が

 アタシは一番しあわせだったのかもしれない・・・。

 そんなことをアジュンマが言っていた。

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