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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
181/215

英霊なんかじゃなくていいから

「あなたの夫は・・・・・

 名誉の戦死をされたのだから

 そして 英霊となられたのだから

 あなたも英霊の妻として恥じぬように

 葬儀の際もその後も決して泣いては

 涙は見せたりしてはいけません・・・

 国防婦人会の方々からきつく

 きつくそう言われて・・・。」


「戦争が終わるまでは・・・・・

 人前で泣くことなど許されませんでした

 だからあの頃は いつも・・・。」


「なんで・・・・・

 英霊になんてならないで

 生きて帰って来てくれなかったの・・・

 わたしは一人になるといつも声を殺して

 いつもいつもいつも一人で泣いていました。」

 その方は誰に憚ることもなくそう言ったけど

 それでも目頭をそっと押さえた・・・。

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