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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
172/215

アジュンマの話し XL

 軍曹さんが連れて来たのは・・・・・

 まだ顔にどこか少年のあどけなさを残している

 そんな若い兵隊さんだった・・・。


「コイツは・・・・・

 明日ここより北の戦地に赴くことになったんだけど

 女を知らねえままそんな所に行かせるのは忍びねえから

 今晩一晩オメエはコイツの貸し切りだ よろしくな・・・」

 そんなことを軍曹さんは笑いながら言うと

 その若い兵隊さんをアタシの元に残して

 後ろ手を振りながら出て行ったの

 そして・・・。


 次の朝早くに・・・・・

 その弟みたいに若い兵隊さんは

 見送るアタシに気づくと軽く頭を下げて

 そして軍曹さんの隊と共に前線へ赴いて行ったんだけど

 行ったっきり軍曹さんもあの兵隊さんも戻っては来なかった・・・

 そんなことを話したアジュンマの目は

 涙ぐんでいた・・・。

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