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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
167/215

アジュンマの話し XXXIX

 アタシの居た慰安所は・・・・・

 戦場からは遠く離れた所にあったから

 銃撃とか砲撃をされることは無かったんだけれど

 救護所があったから最前線で戦って負傷して

 身体の一部を失った兵隊さんたちが

 けっこう担ぎ込まれてきて・・・。


 ある日のこと・・・・・

 手も足もちゃんとついているんだけれど

 救護所のベッドに寝かされていた兵隊さんに頼まれたの

「なぁ わりいんだけどよ 俺のチンポを触ってみてくれ」って

 アタシ 少しだけ迷ったんだけれど触ってやったんだよ そしたら

「なぁ たのむ 金玉を強く握ってみてくれ」って今度は言われて

 辺りを気にしながらじかに握ってやたんだよ そしたら

「やっぱわかんねえや ごめんなネエチャン」って

 その兵隊さんは薄く笑ったの・・・。


 あの兵隊さんは今頃どうしているのかな・・・・・

 指に挟んだ煙草の灰が落ちるのにも気づかぬほど

 あの時のアジュンマは感慨深げな顔をしてた・・・。

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