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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
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アジュンマの話し XXXVIII

 その若い兵隊さんは・・・・・

 いつもアタシのところに来ても

 アタシのことを一度も抱くこともなく

 内地に残してきた幼なじみの彼女のことを

 まるでノロケ話でもするようにして

 いつもアタシに嬉しそうに

 話してさ・・・。


 ある日のこと・・・・・

 そんな弟みたいな若い兵隊さんに

「ねぇ戦うのは怖くないの?」ってそう訊いてみたら

 そしたら・・・。


「怖いよ・・・・・

 ショウベンちびるくらいにいつも怖いよ

 でも それでも戦わないと生き残れやしないから

 俺は生きてあいつの元に帰らないといけないから・・・」

 歯を強く食いしばるようにしてそんな固い信念を口にした

 あの若い兵隊さんも出撃したまま戦場から戻って来なかった・・・。

 そんな話しをしたアジュンマの眼は涙で潤んでいた。

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