表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
161/215

あのおばさんは今でもきっと

 そのおばさんが・・・・・

 早口のカタコトの抑揚のヘンな日本語で

 それもずっと怒りながら興奮して僕に話をしたことで

 僕が唯一聞き取れたことは・・・。


「ニッポンジンノオトコハダメ・・・・・」

 その言葉を怒りを込めて繰り返していたので

 かなり日本人の男に対して怒っているということだけは

 僕にもわかった・・・。


 あとから・・・・・

 他の人に聞いてわかったことだが

 そのおばさんは日本が朝鮮を統治していた当時

 日本人の実業家と結婚して朝鮮人の同胞が羨むような

 戦前はかなり裕福な暮らしをしていたらしいのだが

 それが 戦後は一転して苦しい生活を強いられて

 自分がこんな目にあっているのはそれは全部

 日本が戦争に負けたからだ そしてそれは

 日本人の男が〝ダラシナイ〟からだと

 怒っていたのだという・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ