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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
152/215

彼女は彼が迎えに来るのを今でも

 その方は・・・・・

 古い洋館に一人で住んでいた品のいい高齢の女性で

 僕と話している間中・・・。


「彼はアメリカ人で・・・・・

 彼はアメリカ空軍の大佐で

 彼はすごく背が高くてハンサムで

 彼はそれはそれは私にすごく優しくって

 彼は今仕事の都合でアメリカに戻っているんだけれど

 もう直ぐ私のことを迎えに来ることになっているの

 そして私もアメリカで彼と暮らすことになるの・・・」

『彼』という言葉を終始笑みを絶やさずに

 それこそ何十回も口にしていた・・・。


 このあいだ・・・・・

 久しぶりにあの洋館の前を通ったら

 そしたらそこには今は建売が4軒建っていて

(あの女性が嬉しそうに話していたアメリカ人の彼が

 迎えに来てくれたのならばいいんだけれど・・・)

 そんなことを僕は思った。

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