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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
150/215

アジュンマの話し XXXV

 アタシに・・・・・

 文字を教えてくれたのは

 陸軍士官学校をでたばかりの将校さんで

 まだ若いんだけれど軍隊の中では偉い人らしくて

 だけど全然偉ぶるところもなくアタシらにも優しくて

 それに役者みたいに凄くきれいな顔をしてて

 立ち姿もうっとりするくらいに素敵な

 そんな将校さんだったんだよ・・・。


 その将校さんは・・・・・

 少し変わってて アタシの所に来ても

 いつも何もしないでただそれこそいつも時間がくるまで

 黙って本を読んでいるような人だったんだけれど

 ある時アタシが文字を読めないことを知ると

 来るたんびにひらがなとカタカナを

 教えてくれるようになって・・・。


 あの将校さんも・・・・・

 たぶんあの戦争で死んじゃったんだろうねって呟いた

 アジュンマの瞳が潤んでいた・・・。

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