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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
144/215

生かされたこの命は最期まで

「なんで・・・・・

 なんで自分は生き残ってしまったんだろうって

 戦場で死ねなかったことを深く恥じて生きていました・・・。」


「大勢の仲間が戦場で死ぬのをこの眼で見ました・・・・・

 即死した者もいました でもその殆どが直ぐには死ねなくて

 銃弾で腹に穴が空いても砲撃で両足を吹き飛ばされても

 それでも直ぐには死ねなくて酷く苦しみ藻掻きながら・・・

 そんな大勢の仲間たちの死に様を見続けながらも

 それでも共に死ななかった死ねなかった私は

 ずっと死んで逝った仲間たちに対して

 自分だけが生き残っていることへの

 罪の意識に囚われていました

 すまない すまないと・・・。」


「でも やっとこの歳になって・・・・・

 今の私は死んで逝った仲間たちの命で生かされいる

 だからこの生かされた命は最期まで粗末には出来ない

 やっとこの歳になってそう思えるように成りました・・・。」

 そう言ってその方は笑った。

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