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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
143/215

いくら戦時下だってお腹は減るし

「とてもじゃないけれど・・・・・

 配給だけじゃ生きてはゆけないのよ

 でもねえ 国防婦人会のお偉い面々がね

『配給だけでやり繰りするのが国民の務め』

 そんな頭の固い無理なことを言うもんだから

 どこの家でも口を固く閉ざしてナイショで

 闇市や農家で食べ物を調達してたのよ

 でもねえ 実はその面々も・・・。」


「見ちゃったのよ・・・・・

 その面々が闇市で買い出しをしてるとこを

 そしたら『これは違うのよ』なんて言ってさ

 皆して慌てちゃってさ 面白かったなぁ・・・

 というよりなんだか安心したのよね

 同じ人間だってそう思えて・・・。」


「本音と建前だよね・・・・・

 いくら戦時下だっていったってお腹は減るし

 誰だって背に腹は代えられない・・・。」

 そう言ってその人は笑った。

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