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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
137/215

アジュンマの話し XXXII

 誰も望まない・・・・・

 妊娠をしたことがわかると

 慰安婦は軍属に準じた扱いだったから

 軍医が堕胎をするんだけれど・・・。


 軍医とは名ばかりで・・・・・

 まだ医学部を卒業もしていないのに

 招集されていきなり軍医になったもんだから

 だから 医学書を読んで頭では知ってはいても

 実際に手術なんか一度もしたことの無い

 そんな軍医もいてさ・・・。


 堕胎の処置をするのに・・・・・

 金属製の長い棒を膣の中に闇雲に突っ込んで

 そしてその棒で膣の中を掻きまわして胎児を掻きだす

 そんな無茶苦茶なことをする名ばかり軍医もいてさ

 だから堕胎の処置のその後に出血が止まらなくて

 それこそ亡くなった慰安婦が何人もいたんだよ・・・。

 そんな話しをしたあの日のアジュンマの顔は

 なんともやり切れない顔をしていた。

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