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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
127/215

そしてアタシはオカマになったの

 新宿二丁目の・・・・・

 あのチーママからまた軍隊時代の話しを伺った・・・。


「こんなアタシでも・・・・・

 いちおう戦場には行ったのよ

 でもねえ 補給部隊に配属されていたから

 戦闘地帯にいる部隊の後方支援なんかが任務で

 敵さんとは一度も戦ったことなんかないんだけれど・・・

 そういえば その部隊にいた少尉がもう素敵な人でねえ

 少尉というのは尉官の階級の中では最下位なんだけれど

 それでもね アタシらみたいなただの兵隊からしたら

 それはもう雲の上のような人だったのよ なのに

 こんなアタシに対してさえも優しい人で・・・

 そんな少尉は戦死して英霊になって

 そしてアタシは生き残って

 オカマになったの・・・。」


 チーママは・・・・・

 ガーゼのハンカチで交互に目頭を押さえながら

 僕にそんな話しをした・・・。

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