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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
120/216

連れていかれて戻って来なかった

「アカっていうのはね・・・・・

 戦時中に共産主義者をさした言葉なんだけれど

 国民学校初等科のときの担任の女の先生が

 アカだってそんな疑いをかけられて

 授業の最中に憲兵が入って来て

 連れていかれたの・・・。」


「先生のことを・・・・・

 憲兵に誰かが密告したか

 うわさ話をどこかで聞きつけたか

 先生が『違います違います』って幾ら言っても

 無政府主義者だとか共産主義者だとか社会主義者だとか

 国家の存在を否認する過激な人物だと思われたら

 本当かどうかさえもわからないうわさ話でも

 直ぐに連行されるそんな時代だったの

 アカじゃなくても・・・。」


「とてもきれいな・・・・・

 すごく優しくていい先生だったのよ 可哀想に・・・。」

 その人は 溜息を吐くようにそう言った。

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