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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
116/215

砲弾の破片があそこを直撃してよ

「砲弾を逃れて・・・・・

 塹壕に飛び込んだんだ

 直撃は免れたんだけどよ でもよ

 塹壕の中にまで飛び込んできた破片が

 頭を抱えてしゃがみ込んでいた

 奴の股間を直撃してよ

 運が悪いよな・・・。」


「男ならわかるだろう・・・・・

 股間をどこかにぶつけただけでも

 それこそ悶絶するくれえに痛てえだろう

 だから頭も胸も腹もなんともねえのに即死よ

 うんともすんとも言う間もなく

 口から泡吹いて死んでた・・・。」


「誰も・・・・・

 奴のズボンを下げてまで見なかったけど

 きっと金玉がぐちゃぐちゃになってたんだろうな・・・。」

 そう言うとその人は自分の股間の辺りを

 身震いしながら手で押さえた。

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