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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
115/215

アジュンマの話し XXVII

 陸軍士官学校出身の・・・・・

 いつも如何なるときも軍刀を帯刀していた

 そのまだ若い将校さんは・・・。


「自分は・・・・・

 軍人になりたくて

 軍人になった訳じゃないんです

 家庭の経済的な事情でやむを得ず

 中学を途中退学せねばならなくなって

 上級学校に進学して学問をしたかったのですが

 授業料もなく高等教育を受けられるからという理由で

 陸軍士官学校に入校したのです・・・。」


「だから・・・・・

 死にたくないのです

 どんなことをしてでも生き延びて

 この戦争が終結したら大学で好きな学問を学びたい・・・。」

 そんな話しを寝物語で内緒で教えてくれたあの将校さんも

 戦場で死んじゃったんだよとアジュンマは言うと

 深い溜息を吐くようにして紫煙を吐いた。

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