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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
111/215

アジュンマの話し XXVI

 死ぬことを・・・・・

 幾ら覚悟しているからとはいっても

 それでも拭い切れない死への恐怖心を

 軍隊の中にあって唯一口にできる場所が

 それがある意味で慰安所だったから・・・。


「怖くて・・・・・

 怖くて怖くて怖くて

 どうしようもねえんだよ・・・

 いつ前線に行けって言われるか

 いつ死んでこいって命令されるのか

 どうしようもねえくらいにもう怖くってよ

 情けねえよなぁ 見てくれよこの手を

 震えが止まんねえんだ・・・。」


 慰安所に来て・・・・・

 アタシの身体に縋りつくようにして

 ブルブル震えながら嗚咽を漏らす兵隊さんが

 そんな兵隊さんが何十人もいたんだよと言って

 アジュンマはなんとも深い溜息を吐いた・・・。

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