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僕に託された戦争体験  作者: kei (^-^)/
107/215

一斉に掌を反すようにして

「私の主人は・・・・・

 帝国陸軍の陸軍士官学校をでて

 誇りをもってその職に就いた職業軍人でした・・・

 故に そんな主人のお陰で私たち家族は戦前戦中と

 親戚筋はもとよりご近所の方々からも

 尊敬を持って一目置かれている

 そんな存在でした・・・。」


「なのに・・・・・

 戦争が終わったその途端に

 ご近所の方々どころか親戚筋までもが一斉に

 掌を反すように主人のことをまるで犯罪者扱いして

『俺たちがこんな目に遭うのは全部お前らの所為だ

 なのに のうのうと生きていやがって・・・』

 そんな罵声を浴びせられることも・・・。」


「報われませんよね・・・・・

 誰よりもこの国の為にこの国のことを思って

 命懸けで働いていたそんな主人が哀し過ぎます・・・。」

 その方は話しながら悔し涙を堪えていた。

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