第10章 2話
「まずはあなた達に言いたい事があります」
突然白虎さんが口を開いた。
「ヤマタノオロチの事です」
おそらく、私達が一番聞きたい事だと思う。
これまで青龍さんと朱雀さんには知らないと言われて来たけど。
また突然な話ね。
「おそらくうすうす気づいてるとは思うけど、ヤマタノオロチの正体ですが」
やはり来るとは思っていたけど。
「ヤマタノオロチや神と言われてる存在というのは、機械の体を持っている。あなた方がロボットと言われている存在なのです」
やはりというか。
メデューサが言っていた事だけど、やはり神は機械なのね。
そうなると私が雷の力を授かったのは運命なのね。
ヤマタノオロチが機械の体で、三種の神器の一つを持つ私がそれに有効な雷。
うん、これで私が選ばれたのも納得出来るわ。
「でも不思議だな。なぜ青龍や朱雀は神の正体を知らないって言ってたんだ?突然あんたが言い出したって、変だと思うが」
これは黒野君の言う通りだわ。
青龍さんや朱雀さんに聞いた時には答えてくれなかったもんね。
「仕方ないわ。メデューサが機械化した時に教えられたから」
え?
「ワルキュリア様に聞いた時に教えられたのよ。あまり言いたく無かったみたいだけど、機械化してしまったから隠しようがないと思ったらしいわね」
そういう事ね。
そうなると、新たな疑問が。
「でも機械って一番最初は人が作ったって事でしょ?なんでそれが神に?」
神聖化するって相当な事だし。
その辺りの経緯が気になるわ。
「そうね。確かに一番始めが人が作ったわ」
やはり。
「でも人は高性能を求めすぎた」
それは。
今の現代も似たような道を辿っている。
「人に代わる機械。それを求めすぎた、その結果が神であり」
そこで白虎さんはロボさんを見る。
え?
「そう。あなたも人間が求めた結果生まれた存在」
そうか。
ロボさんは戦いに特化した機能を持っている。
これを戦争に使えれば。
そんな事は容易に想像出来る。




