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第5章 8話

この世界にヤマタノオロチがいる。

そのせいで、俺達が呼ばれた。

なるほど。

「あと、もう一つやる事があるよ」

ん?

「捕らえられた子達を解放して」

そうだ。

そういえば、こいつはそれが目的だった。

いや。

こいつにとっては、それが第一目標のようにも思える。

「分かった。俺を倒したのだから、解放しよう」

そういうと。

部下に命令する。

「ったく、それが第一か」

「そうだよ。そのガイザルなんてのは一番最後」

おいおい。

一番最後とまで言い切りやがった。

「どうせ、戦わないといけない相手なんだもん。放っておいてもいいよ」

あっさりしてるな。

いや。

ある意味、こいつの言ってる事は当たってる。

そいつを倒さないと帰れないというのなら。

一番後回しにしても構わないという考え方。

なるほど。

なぜこいつが救世主として選ばれたのか。

それが分かる。

「それで、次はどうするつもりだ?」

「ん?当初の予定通り。南に行くつもり」

南か。

「私の予想だけど。南には朱雀がいるはずだよ」

「朱雀?」

聞いた事無いな。

「なんだ?それは」

「四神と呼ばれる存在だよ。それぞれ東西南北を守る守護神って所かな」

なるほど。

「東が青龍?」

「うん。そして南が朱雀。西が白虎で北が玄武」

よく知ってるな。

「あはは。オタクだからね」


次回更新は12月9日(月)予定です。

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