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第5章 4話

「その前に、おまえはここで死ぬ!」

それはそうだろう。

やつは葛葉を倒すためにいるんだ。

「じゃあ。私が勝ったら教えてくれる?」

挑発してるのか、こいつは?

「勝てばな」

「よーし!」

そう言うと。

化け物に向かって走り出す。

恐怖心ってもんが無いのか!?

「くらえっ!『波動衝撃斬!』」

斧が床に振り下ろされた。

その瞬間。

もの凄い衝撃が周りに伝わる。

ぐっ!

なんなんだ!?

俺ですら、立つのがやっとだ。

あれがあるのなら、戦法を変えた方がいい。

なにせ、うかつに近寄れなくなってしまった。

案の定、葛葉は吹き飛ばされていて。

化け物から離れてしまっている。

かと言って、遠くから攻撃する術は無い。

俺は剣術を習ってるとはいえ。

素手での喧嘩の方が慣れている。

だが。

こうなってしまっては、どうする事も出来ない。

葛葉があんなに積極的に戦ってるってのに。

俺は見てるだけかよ。

ん?

しまった!?

気がついたら、周りは化け物だらけ。

それはそうだろう。

奴らの懐にいるんだから。

こいつらも相手にしなくちゃならないとは。

「おい!」

なんだ?

あの化け物が叫んだ。

「こいつらは、俺が相手する。おめえらは手出しするなっ!」

なに?

こいつ。

化け物のくせに。

「ふーん」

葛葉?

「ねえ。黒野君、そしてロボ」

なんだ?

「1対1にしてくれない?」

「何言ってんだ?一人でどうにかなる相手じゃねぇだろっ!」

どう見たって、勝てる要素が見あたらない。


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