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第5章 3話
「いくぞっ!」
来る!
え?
葛葉に行く?
そうか。
やつらは葛葉が邪魔なんだ。
だから、真っ先に葛葉に行くんだ。
させるかっ!
斧が振り下ろす!
危ない!
「『雷根!』」
おいおい。
あんなパワーを受け止められる訳ないだろっ!
ズンッ!
降ろされた。
何?
根を斜めにしている。
「こうすれば、非力な私でも受け流せるのよ」
なんて奴だ。
あんなのを、とっさに出来るとは。
やはり、あいつは戦い慣れてやがる。
見た所、格闘なんてまったくやりそうになさそうなのに。
「やはり、おまえは簡単には殺れそうにないな」
「簡単にされちゃ困るよ」
おいおい。
葛葉はずいぶん余裕だな。
俺ぐらい喧嘩慣れしてるならともかく。
こいつは動きをよく見てるし、反応も早い。
「ねえ。答えてくれない?」
「なんだ?」
ん?
何を聞くつもりだ?
「もちろん。あんたらのボスよ」
ボスだと?
「そんな事を聞いてどうするつもりだ?」
「別に。単にラスボスの存在を知りたいだけよ。なんでこんな事をするのとか。名前とか」
こいつは、たまに訳の分からない事を言うな。
別にそんな事、どうでもいいだろ。
「目標がある方が、モチベーションが保てるじゃない?」




