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この回はちょっと残酷な描写が入ります。苦手な方は回れ右でOKです。
今回は結構真面目なお話です。
人の心とはどこから来るのか? 医学的に言うと人の脳ですね。もっと詳しく言うと大脳皮質という部分です。ここが主に心の働きを司っていますね。
古代エジプトでは人の脳は不要な物と考えていました。なものでミイラを作る時、鼻の奥の骨に穴を開けて脳を掻き出していたとか。あ、これ以上書くとグロいので省略します。
けど古代エジプトは医学が発達していて脳腫瘍の外科手術をしていたという事が発掘調査でわかっています。
……さて、心に話を戻しますね。人の脳はすごく複雑な動きをしています。でも驚くべき事に人が意識的に使えるのはたったの2〜3%くらいしか使えないんですよ。
それでも人は心の中に理性と感情を合わせ持っています。主に理性が左脳で感情が右脳が司っていると言われていますね。他にも文章や計算が左脳、音楽や絵は右脳という風に役割分担をしています。
脳の部分で海馬というのがありまして。これは長期記憶を司っています。て、医学書みたいになっていますね。まあ、海馬は結構重要な箇所です。後は視床下部。頭でも額側にある前頭葉。
前頭葉も閃きや落ち着きを司っているそうで。ここを鍛えることで物忘れを軽減できると言っていたのを今でも覚えています。
といってもここまでは大脳の部分です。脳幹と小脳もありますが。脳幹は呼吸や心臓の動き、反射的な行動を司っていて。ここが生きていれば、大脳がダメになってもしばらくは人間は生きられると聞きます。
とにかく、大脳が無事であれば。心を失うというのは理論上無いようです。いい加減な書き方で失礼しました。
神様はどうか。神様は人間の脳と自然が生み出した存在といえます。人間が畏怖と尊敬を持っていた存在が自然といえる。そうある学者の先生がおっしゃっていました。
神様などの存在を作り出し会話する。人間の脳のある部分がそれを司っているそうです。側頭葉がそれだと言われています。神社の宮司さんなどはその部分が発達していると聞きました。
また、お葬式の起源はネアンデルタール人という昔にいた人類にまで遡ります。実は埋葬で一番古いのは土葬です。ネアンデルタール人も仲間や家族などがあの世に逝くと埋葬してお花を手向けていたのが発掘調査でわかったそうで。ちなみに石器時代などの人類の寿命は20歳だったとか。
それが医学の発達と共に伸びていきました。昭和の時代までは人生50年と言っていましたが。今の時代だと人類は70代〜80代くらいまで生きられるようになりました。では心は付いて来ているのか?
これには疑問が残ります。心は時間と共に変化する。けど人は永遠の命すら求めるようにもなり……。
私自身は人は欲張りになってしまっていると思います。寿命は何故あるのか? 忘れてはいけないのは人間も生物の一種である事だと考えています。
寿命は自然の生物であれば、必ずあります。心臓は約2兆回動くと止まるとか。それはどの生き物でも共通しているそうです。
今の時代の子供達は人間や生き物が死んでも生き返ると信じていると聞きます。でもそれは間違っている。人間も生き物も一回死んでしまったら生き返ることはありません。心臓と脳がダメになったらそこで終わりなんですね。むごい事を言いますが。
だからこそ命は大事なんだと大人は教えないといけない。今の親御さん達はそれをちゃんとできているのか? つい、考えてしまいます。
ややこしい内容で失礼しました。それではお読みいただきありがとうございました。




