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こんにちは。お久しぶりです。
今回も書きたいと思います。何の話題がいいでしょうか。もうネタが尽きてきました(笑)さあて。とりあえずは古典を題材にした漫画について書こうかな。
まずは「あさきゆめみし」からにします。かの源氏物語を漫画化した有名な作品ですね。これに出てくる近江の君や末摘花の君が気に入っています。素朴で純粋な彼女達がユーモアたっぷりに描かれています。
近江の君は光源氏の正妻である葵の上の兄--頭中将の娘さんです。ただ、田舎で育ったせいか早口でお淑やかにできないという女性でした。しかも毎日、女房の五節の君と賭けすごろくまでやっていて父の中将は呆れ返っていました。まあ、彼女に悪気はないようですが。ただ、原作の方では近江の君のその後は書かれていません。けど漫画であるあさきゆめみしでは近江の君は五節の君と一緒にお邸を抜け出してしまいます。こうして彼女は故郷の田舎に戻ったと締めくくられていますが。
「あたし達、お姫様なんて柄じゃあないのさ!」
そう笑いながら近江の君は言い放ちます。後に五節の君と二人で賑やかに暮らしたのかなと想像しています。
次は末摘花の君ですが。彼女も近江の君とは違った意味で不遇の立場にいました。両親を亡くし、たった一人で寂しく暮らしていた宮家の姫君であった末摘花でしたが。そんな彼女にある時に転機が訪れます。知り合いの女官であった大輔命婦が画策して光源氏と引き合わせます。後に男女の仲になったまでは良かったのですが。翌朝、光源氏は末摘花の顔をはっきり見て大いにショックを受けました。なぜかと言うと。細い目に長く垂れ下がった鼻。しかもその先はちょんと赤い。しかも背が高くて酷く痩せていたのです。肌も青白いとあって光源氏はすたこらさっさと帰ってしまいます。
光源氏は鼻の先が赤いのにかけて彼女を紅花の別称である末摘花と呼ぶようになるのでした。この後、末摘花は八年近くも放ったらかしにされますが。一途に待ち続けます。光源氏はずっと待ち続けた彼女の純粋さに感心して二条院に引き取りました。こうして平穏な生活を手に入れた末摘花は和歌の研究に没頭する日々を過ごしたと物語にはあります。
次は「ざ・ちぇんじ!」について。こちらはとりかへばや物語を基に描かれています。主人公は男の子として育った綺羅君です。実は綺羅君は世間では兄--長男として扱われていましたが。本当は権大納言家の長女でれっきとした姫君だったのです。綺羅君は明るくて元気な少女ですが。そのくせ、女の子として過ごすのは嫌がっている所がありました。そんな彼女には顔も声もそっくりな腹違いの妹がいました。同じ名前の綺羅姫です。彼女は都でも評判の美人として有名でした。お淑やかで嫋やか。けど病弱で引っ込み思案のお姫様。けど綺羅姫にも秘密がありました。
実は綺羅姫、本当は弟--若君だったのです。要は男の子。ここからして男女逆転してしまった兄妹ですが。そんな二人も十四歳になり成人の年齢を迎えます。けど綺羅君は父である大納言にこう言ってごねました。
「……男の子として元服をしたい!」
当然ながら父は反対します。もちろん、綺羅君もただでは折れません。拗ねた彼女は家出をします。向かった先は北嵯峨にある別邸。綺羅君は父が折れるまで別邸に立て籠もろうという気満々です。けど季節は真夏でした。暑さに参った彼女は近くにある池に一人で向かい、泳いで涼んでいました。気が緩んでいた綺羅君は裸の状態で池の岸辺に上がります。すると目の前に一人の男性が突如現われました。綺羅君は当然驚きます。けど男性は見当違いの事を訊いてきました。
「……水音が聞こえたから様子を見にきたが。もしや、そなた。入水をしようとしていたのか?」
こう問われた綺羅君は「本当は違うんだけどなあ」と思いながらも答えます。
「……え。そういうわけでは……」
違うと言おうとしましたが。男性はなかなか信じてくれません。仕方ないので綺羅君は適当に「ええ。そうなのです。意に染まぬ縁談を父上に勧められまして」と言います。すると男性はやっと納得した様子。けどこの時、綺羅君は着物を着ていないし泳いでいた直後なので体が冷えています。さっさと男性には帰ってもらいたい一心だったのですが。男性は動こうとしません。すると男性は綺羅君のとっさの嘘を信じ込み、同情してよよと泣いていました。そうして何を思ったのか、綺羅君に伽羅という高級な香木で作った数珠を手渡します。受け取った綺羅君はぶるぶると震えながらも見送ったのでした。
数年後、綺羅君は弟の綺羅姫と入れ替わり男性--今上帝に入内して妃となりました。綺羅姫も男性に戻り二人は幸せになれたのです。ちなみに弟の綺羅姫は今上帝の妹である女東宮--姫宮と結婚します。
という感じで今回はここまでにしますね。お読みいただき、ありがとうございました。




