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なつきの雑記  作者: なつき
17/20

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この回は残酷な描写があります。苦手な方はご注意ください。

  なつきの雑記も17話目になりました。


  今回は日本史ではなく外国の歴史にスポットを当てたいと思います。とりあえず、ヨーロッパはどうでしょうか。フランスにしてみようかな。

  ……フランスといえば、マリー・アントワネットが有名ですね。彼女はお母さんが女王でした。マリー・テレジアと言ったと思います。マリーは確か15か16歳くらいでルイ16世に嫁ぎます。彼との間には10人以上の子供をもうけたとか。

  キャベツ畑を作らせてみたりして贅沢な暮らしをしていましたが。フランス革命が起きてマリー・アントワネットとルイ16世は処刑されました。後に彼女の遺髪が見つかります。マリーには息子の王子がいました。彼は消息不明でしたが。教会の礼拝堂の地下にこの王子のお墓があったんです。そこから彼のものとおぼしき心臓が見つかります。この心臓と遺髪からDNA鑑定を行いました。するとこの心臓は息子の王子のものであると判明します。これにより王子は牢獄で監禁され、数年後に心臓発作で亡くなったのが事実だとわかりました。

 

  マリー・アントワネットはかなりの時計マニアだったと言われています。某公共放送でとある番組にてやっていましたね。ロマノフ皇家も最後には暗殺されたといいます。

  かの有名なアナスタシア皇女も最後には暗殺されたとか。最近の研究結果でわかったとされています。

  さて、マリー・アントワネットに話を戻しますが。彼女は庶民の人々が暴動を起こした時に「パンがなければ、お菓子を食べたらいいじゃない」と言ったことで有名です。けどこれはデマで本当は別の女性が言ったことがわかっています。確か、他の国の王女様が言ったとされています。

 

  マリー・アントワネットは王妃でしたが。同じく皇妃で有名なといえば、オーストリアのエリザベートでしょうか。彼女は愛称を「シシィ」と呼ばれていました。少女時代は明るく闊達な性格だったといいます。

  ところがエリザベートが15か16歳くらいの時に転機が訪れます。当時のオーストリア皇帝が彼女に一目惚れしたのです。本当はエリザベートの姉が皇帝に嫁ぐ予定でした。けど皇帝はエリザベートを皇妃に迎えたいと熱望します。仕方ないと彼女の両親は渋々、了承します。こうしてエリザベートは皇帝に嫁ぐ事になりました。実は姉は皇妃教育を受けていましたが。エリザベート本人は受けていませんでした。そのためか、皇帝のご生母である皇太后に彼女はひどく嫌がらせをされてしまいます。

  エリザベートはこれに耐えながらも皇妃として毎日を送りました。何年か経った頃には3人の子にも恵まれて幸福なひと時を過ごしていましたが。ヨーロッパの国々の内、何カ国かを外遊していた時に上の2人の子も一緒に連れて行っていたのが悲劇の始まりでした。


  とある国ではある酷い感染病が流行していました。2人の子達もこれに罹り、オーストリアに戻った時には瀕死の状態でした。エリザベートは子らが治るように看病もしたでしょうが。呆気なくこの2人は亡くなります。2人もの子を喪い、エリザベートは傷心に陥ります。それでも彼女は美容体操や食生活に力を入れて忘れようとしました。そうして十数年が経ちました。たった一人残された息子の皇太子も成人していました。これでようやくと思われた矢先にエリザベートに容赦なく悲劇がまた襲います。

  なんと、皇太子は身分違いの恋をして周囲の反対の末、恋人と心中をしたのです。こうしてエリザベートは生んだ全ての子を亡くしました。彼女は六十代に入った頃に皇家に反感を持っていた男によって刺殺されます。エリザベートは悲劇の皇妃と言われることになりました……。


  なんか、物凄く悲しい感じになりました。それでもエリザベートやマリー・アントワネットはどんな気持ちで生きていたのだろうと思いますね。


  それではこれでお開きにします。お後がよろしいようで。


 

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