表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/17

おまけ2    新婚生活編

私の苗字が室橋に変わった。

私のお父さんとお母さんが怜央君のお義父さんとお義母さんとが正式に顔合わせをした。

私と怜央君は二人で買った新居に住み始めて、一緒に生活するようになった。


私が25歳、怜央君が30歳のとき。




「実樹ー、朝ごはんできたぞ」


「うーん・・・」



私はベッドの中でもぞもぞと動いた。

今日は休日だけど、午後から私は病院に行かなくちゃいけない。

やっとインターンが終わり、新米医師として怜央君と同じ病院で働き始めた。

研修医の間は大学の付属の病院にいたのだが、終わるということで怜央君の家の大病院に移転させてもらったのだ。(怜央君の家は代々続く病院)



「起きないのか?冷めるぞ~」


「うーん・・・」



昨日は遅くまで勉強をしていた。

レポートを読んだり、調べものをしたりで寝たのは4時。

怜央君が帰ってきたのは2時、寝たのは私より若干早かったものの、どうしたらそんなに元気でいられるのだろう??

朝ごはんまで作ってもらって申し訳ない限りだ。



「キス、しちゃうぞ~キスしたらとまらないぞ~」


「お、きる。」



私は無理矢理目を開けてベッドから降りた。

いつまでもベッドにいたら本当にされてしまうかもしれない。

せっかくの半休をベッドの中で過ごしたくなかった。



「ご飯、いつもありがと。いただきまーす」



怜央君は自分だってすごく忙しいのに、朝ごはんはいつも必ず作ってくれる。

なんでも、新米医師の忙しさは十分身染みて知っているかららしい。



「今日さ、どこか行かないか?」


「私、アウトレット行きたいな。」



私たちはいつも通りに朝ごはんを食べると、支度をして車でアウトレットに向かった。





ーーーーーーーーーーーーーー


「わー!これ、これ欲しかったの!」


「じゃあ買おう。」



「これも!あ、あれも!」


「買おうか。」



「そのポーチ可愛い!!」


「俺もあれ買おうかな」



「あ、あの服いいな。」


「買いなよ!怜央君に似合うと思う!」



どんどん紙袋が増える。

私たちは職業上お金はたくさん入るけど、使うときがあまりない。

今日はとことん欲しいものを買うことにしていた。



うーんいいストレス解消!



その日は一緒にいられて、とてもいい思い出になった。



家への帰り道に、結婚1カ月記念と言って渡されたスワロフスキーのネックレスは、私の宝物になったのだった。

これで本当におわりです。

お付き合い、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ