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プロローグ

プロローグは短めです。

 私は今、頭を抱えていた。


「今年の新入生首席。サラ・イングリット・ルブイン男爵令嬢」


 講堂に先生の声が響き渡ったが私の耳には入っていなかった。

 何故なら…それどころではないからだ。


「サラ・イングリット・ルブイン男爵令嬢」


 先程より少し強めに呼ばれるも思考停止中の私の耳にはやはり届かない。


「サラ・イングリット・ルブイン男爵令嬢!!」

「へい!?」


 先生の怒声にようやく自分が呼ばれている事に気付くも変な返事をしてしまい講堂の全員から注目を浴びてしまった。


「サラ・イングリット・ルブイン男爵令嬢。壇上に上がりなさい」


 先生が私を睨みながら咳払いをした。

 立ち上がった私の全身の震えが止まらない。

 決して緊張から震えているわけではない。


 震える体を何とか抑えながら壇上に登った。

 学園長と思われる年配の人から首席バッジを受け取ろうと手を伸ばすも震えが止まらない。

 学園長は首席になったことを喜んでいると勘違いしたのか感極まっていたが…申し訳ない。

 全く喜んでいません。

 むしろ恐怖で震えているのですが…。


 バッジを受け取り壇上から降りる為振り返ると私を震わせている原因でもある人物達の視線が集まっていた。

 綺麗だが冷たい感じの令嬢を守るように両隣にはイケメン達が座っている。

 私はこの学園を無事に生きて卒業することができるのだろうか…。

 首を振り不安を払拭した。

 いや!絶対に生き残ってやる!

 破滅系ヒロインになんかなってたまるかーーーー!!


 



読んで頂きありがとうございます。

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