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遠藤の部屋にはヤベエお姉ちゃんが6人も来るらしい  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 ヤベエお姉ちゃんが6人も嫁にきた!

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第14話 婚約者LINEグループがすでにあるらしい

「おかえり涼一くん」「Welcome back! リョーイチ」

「リョーちゃんおかえり」「涼一さ~ん、さっきぶりです~」

「ふふっ、おかえりなさい涼一君」「涼一、晩御飯よ食べましょう」


 6人の婚約者に迎え入れられたタワマン最上階、

 父さんの言っていた事、やりたいコンセプトは理解できたが、

 心の準備と身体がまだついてこない感じ、こんな凄いお姉さん達に囲まれて。


(いや、これはもう凄いどころか『ヤベエ』だ)


 ダイニングに案内され、

 というか6人に囲まれて連行だなこれ、

 陽菜ちゃんがえみとさんに謎におんぶされてるし。


「さあ座って」「はい田中さん、いえ凪さん」

「それで夕食の前に、忘れないうちになんだけてども」

「今夜ダレと一緒にネルか、決めてクダサーイ」「ええっ佐藤さん?!」


 いきなり今夜?!


「もう、おケイさん」「OH MARUSE、イッツジョーク!」

「でもリョーちゃん、『絶対安全だと思った女性』を選んでまんまと貞操を奪われるとか興奮しない?」

「陽菜ちゃん何を言ってるんですか」「えっと~、お話を戻すと~、LINE登録です~」「ふふ、婚約者LINEよ」


 景香お姉ちゃんがスマホを取り出す。


「さあ涼一も登録を、あとメールも交換しましょ」

「良いけど、ってその画面、小泉農園LINEって」

「弟たちが『早く帰ってきて~』とか言ってるわね」「えっ戻るの?」「その予定は無いけど」


 あっ退会しちゃった、

 良いのか、本当に良いのか、

 まあ僕も婚約者グループLINEに入ってっと。


「涼一くん、これでいつでも繋がれるわね」

「はい凪さん、ケイさんも陽菜ちゃんも、れいさんもえみとさんも景香お姉ちゃんも、よろしく」

「シクヨロー」「狭い所に物が挟まったらいつでも呼んでね」「仲良くしましょ~」「ふふっ、いつでもポールダンスを見せるわ」


 そして笑顔の景香お姉ちゃん。


「なんだかこれでやっと、実家と縁が切れて涼一の家庭に入った実感が湧いたわ」

「ちょ、気が早いっていうか、LINE抜けて入っただけでそんな」「後は選ばれるだけね」

「ええっと、そういえば僕が入れない、会社のLINEには」「もちろん入っているわ、見る?」


 わざわざ見せてくれるらしい。


「良いのかなあ」

「あくまで遠藤さんの、会社のだから涼一に見られて困ることなんて……あっ」


 見ると父さんが、


『各自、部屋に涼一を連れ込めたら押し倒して良いぞ!』


 とか言っている、

 いやその発言は父親としてどうなのよ。


「涼一、今のは見なかったことに」

「うんわかった、1人で景香お姉ちゃんの部屋には入らないようにするよ」

「幼い頃はよく私の部屋に遊びに来てたのに」「いや幼児と高校生じゃ話が」


 そんな話をしているうちに、

 大人組みんなが料理を並び終えた、

 いやほんと豪華だな、引っ越し祝いみたい。


「リョーイチ、カンパイしまSHOW!」

「あっ、ケイさん夕食前にジュース?」「謎コーラYO!」

「みんなはお茶よ、ほらリョーちゃんも」「うん陽菜ちゃん、椅子の上に立ってるけどいいの?」「いいの!」


 行儀が悪い、

 と注意したいけどまあいいか。


「それで~、涼一さんの隣は~、私と~」

「うふっ、私よ、何かお手伝いが必要なら言ってね」

「いや普通に夕食を頂くだけなんですけれど、じゃあ乾杯!」


 それにしても豪華だな、

 一汁五采だ、まずはお味噌汁、

 すげえ具沢山だ、贅沢だなあこれ。


「涼一、それ私が作ったの」

「あっ景香お姉ちゃんがってことはこの野菜」

「ウチの農園のよ、懐かしい味がする?」「いや、それは特に」


 ひょっとして残りの、

 5つのおかずは他のお姉ちゃんそれぞれが?!


「ええっと、この豆腐ステーキは」

「それはMEデスネー、健康に良いのdeath!」

「いや佐藤さん、ケイさん発音がなんとなくデスノートのデスだから!」


 肉は鶏かあ、

 なんとなくヘルシーっぽい。


「あっ、それは私よ、ふふ」

「えみとさんですか」「塩レモンで味付けしてネギをまぶしたわ」

「こっちの赤茶色いのはレバー?」「私ですね~、しっかり煮込んであります~」「れいさんかあ」


 こうして引っ越し初日の夕食は、

 みんな和気藹々で美味しく楽しくいただいた、

 なんだろう、こんなに楽しい夕食、生まれて初めてかも?


(みんな笑顔だなぁ)

 

 でも訳あって婚約者だ、

 そのあたりの経緯っていうのは、

 やっぱり知っておくべきか、どうなのか。


(みんな作り笑顔だったら怖いな)


 まあ笑い声とかでわかるか、

 一応、僕からも改めてみんなに、

 きちんと挨拶をした方が良いよね、うん、しよう。


「じゃあみんな夕食が終わったら居間に集合で」

「ええ涼一くん」「OK!」「脚立は必要かしら?」

「はい~、何でしょうか~」「ふふ、お願いでもあるのかしら」「わかったわ涼一」


 あっ、夕食後の食器洗いは手伝いたいかも、

 中学時代のメイドは、絶対にさせてくれなかったからなぁ、

 むしろやってみたかった、まである、お皿割らなきゃいいけど!

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