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令嬢ではあるけれど、悪役でもなくヒロインでもない、モブなTSお嬢様のスローライフストーリー(建前)  作者: タカハシあん
第15章

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746 マスコットキャラとは? 下

 お腹が膨れたら翡翠とキャラメルはあっさりと去って行った。


「現金なんだから」


 まったく。ほとんど食べて行ったわね。また肉まんとあんまんを作らないとならないじゃない。


「ここに美味いものがあるそうだな」


「ないので帰ってください」


 マスコットキャラとはほど遠い酒カスまでやって来ちゃったよ。回れ右して帰れっ!


「下手なウソをつくな。あるんだろう? 出さんか」


「うちには盗賊しかいないんですか?」


「家主が盗賊みたいなもんだからな。そこに住むヤツも似るんだろう」


 高度な嫌味を言ってくれるじゃない。ロリババアめ。


「いだっ!」


 見えない速さでデコピンされてしまった。


「悪口か?」


 なんでそーゆーことには察しがいいのかしら? ちゃんと万全な対策しているのに……。


「何人たりとも人の心に侵入することは許されません」


「そなたはズカズカ侵入して来るがな」


 なかなかいいカウンターを噛ますこと。二の句が継げないじゃない……。


「肉まんです。お納めください」


 勝てない戦いはしない。さっさと肉まんを上納させていただきます。


「うむ。苦しゅうない」


 ハイハイ。さっさと食べてさっさと帰ってください。わたしはやるべきことがたくさんあるんですから。


「お、美味いではないか。これはシュワシュワの麦酒が合いそうだ」


 それはわかる。わたしも早くお酒が飲める年齢になりたいものだわ。コルディーってお酒は十八歳から、なのよね。慣れるために飲んでいる人はいるけどさ。


「早く大きくなりたいものです」


「そなたはまだ諦めてなかったのか?」


「諦めるってなんですか? わたしはまだ成長期が来てないだけですよ」


 小さいのも生活するのに大変なのよ。百五十センチくらいにはなりたいわ。お風呂に入ったとき、目線がおっぱいに行くのは捨てがたいけどね。


「諦めの悪いヤツだ。生き血を啜るようにはなるなよ」


「生き血を啜らなくともよい食事によい運動。心労のない生活を送れば心も体も成長するものです」


「まあ、夢を見るのは自由だ。夢の中で完結しておれよ」


「夢は叶えるためにあるんです」

 

「そうかい。酒のツマミに叶うことを願っているよ」


「帰れ!」


「ハイハイ。またもらいに来るよ」


 わたしのキックを華麗にかわして部屋を出て行った。


 ったく。マスコットキャラにもならん酒カスめ。わたしの周りには可愛いはないのか? まあ、おっぱいがあればわたしは満足だけど。


「ハァー。さっさと仕事を片付けないと」


 やってもやっても減らない仕事。実務を見てくれる人が欲しいわ。


 着替えたら寝室を出た。 


「……時間と人手、潤沢な魔力が欲しいわ……」

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