宮内真奈のいちにち
設定上、読みづらいかもしれません。
宮内真奈のいちにち
「おかあさーん、いってきまーす。」
「いってらっしゃい。きをつけてね、真奈。拓斗さんも気を付けてね。」
そう言っておかあさんはおとうさんとチューをしました。
おとうさんの目がおかあさんと離れたくないっていっているみたい。
おとうさんがおかあさんの耳のそばで、なにか言っています。
おかあさんが、たこさんみたいに赤くなりました。
おかあさんはおとうさんといると、とても若いです。
こういうのを「まんねんこいびとふうふ」っていうって、ゆかちゃんがいっていました。
はずかしかったのか、おかあさんはおとうさんから無理矢理に離れて、真奈にこう言いました。
「ま、真奈、今日の授業参観は2時間目からいくからね。」
そうです。今日はじゅぎょうさんかんで、おかあさんが学校にきてくれるんです。
=================================================================
「まなちゃんのおとうさんってイケメンだよね~」
よくいわれます。学校におとうさんが来ると、
由美子せんせいも、ゆかちゃんも、みんなみんな顔があかくなってしまうくらい、
おとうさんはイケメンです。
イケメンはチャラいのに、まなちゃんのおとうさんはまなちゃんママのことがだいすきだね。
と、ちゃらちゃらしている、あやかちゃんにもいわれました。
おとうさんは、おかあさんのことが、本当にだいすきです。
「みんな、今日は家族についての作文を書いてきましたか~?」
由美子せんせいが、いいました。
そうです。今日は、じゅぎょうさんかんだから、家族についての作文をはっぴょうする日です。
わたしはおとうさんと、おかあさんのことを書きました。
みんなが家族について発表しているとちゅうで、おかあさんがきました。
いつもあまりおしゃれをしないおかあさんが、ちょっと派手になっていました。
おかあさんは美人さんではないけれど、かわいいです。
おとうさんが、いつもいつもおかあさんのことをかわいいと言っています。
あ、わたしの番が来ました。
作文をよみます。
----------------------------------------------------------------
「わたしのおとうさんとおかあさん」
2年3組 宮内真奈
わたしのおとうさんと、おかあさんはラブラブです。
どのくらいらぶらぶかというと、いつでもいちゃいちゃしている、恋人くらいです。
おとうさんは、よくおかあさんといちゃいちゃしたがります。
毎日、朝はちゅーからはじまって、夜も、ちゅーでおわります。
真奈にもチューしてくれるけど、ほっぺでけで、口にはしてくれません。
前に、口にしようとしたら、おとうさんに、
「ごめんね、口はおかあさんせんようなんだ。」
といわれてしまいました。
ちょっとさびしかったけれど、おとうさんとおかあさんがらぶらぶなのをみていると、
こっちもウキウキするので、いいです。
これからも、おとうさんとおかあさんにはラブラブでいてほしいです。
そしてわたしも、おとうさんとおかあさんのように未来のおっとと、らぶらぶになりたいです。
-------------------------------------------------------------
読んで、席にすわって、おかあさんをみると、たこさんになっていました。
おとうさんがいたら、きっとかわいいっていっているとおもいます。
「おかあさんとおとうさんがラブラブなのはいいことですね。先生もそんな夫を見つけたいです」
由美子せんせいが、かおをなぜかあかくして、はなしていました。
「おれ、由美子せんせいとケッコンしてやるー」
お調子者のけんちゃんがいいました。
けんちゃんは由美子せんせいのことが好きです。
「ありがとう、けんちゃん。わたしもけんちゃんみたいな子と結婚したいわ」
由美子せんせいは笑顔でいっていました。
けんちゃんはうれしそうでした。
じつは、ひそかにけんちゃんのことがきになっいます。
けんちゃんは、かっこいいし、スポーツばんのうです。
あたまは、あんまよくないけれど、元気だから、みていて明るくなります。
「けんちゃん、そんなのおせじだよ」
けんちゃんのうれしそうな顔を見て、ちょっとモヤモヤして、いじわるをいってしまいました。
「うるせーよ!おせじってなんだし」
・・・やっぱりけんちゃんはあたまがあんまよくありません。
でも、でも、そんなところもかわいいです。
けんちゃんはわたしのことが、あんま好きではなさそうだけど、
いつか、けんちゃんのおよめさんになりたいと、おもいました。
おわり。
初投稿なのですが、ドキドキしています。
読んでくださった方、ありがとうございます!