試着室で ★
第13話試着室で
夏休みを目前に控えた俺たちは楽園部として夏休みに何をするかを考えていた。
「りょーくんの家に泊まる〜」
「亮と買い物」
「あたしの家に亮だけが泊まる」
ソフィ以外無茶苦茶言ってんな。
俺は苦笑する。
あの一件以来ソフィとは更に仲良くなったが、ふと目が合った時はとても恥ずかしい。
こんな可愛い子に告白されたんだ〜
夢だったのではないか、そう思うほど信じられなかった。
この調子ならハーレムを創れる気が…
まだ友江とソフィの2人だけどねッ!
「楽園部で海に行くってのはどうだ?」
俺は話が纏まらない3人に提案した。
「じゃあビキニ買わないとね」
「成長したから私も買わなきゃ」
「あたしだって成長したんだから買うわ」
友江、それで成長したのか。
哀れな目で見つめていると
「なによ、ブスが水着着るなって?
分かったわよ…」
勝手に自虐を始めた。
「違う違う。お前は可愛いから水着似合うと思うぞ。俺が言いたかったのは、それで成長したのかってこと」
「か、可愛いって…
ハッ、成長くらいしてるわよ!」
友江に睨まれる。
「俺は海パンあるからいいや」
くいっ
制服を引っ張られる。
「私の水着選んでくれない?」
ソフィさんマジ天使。
「おう、分かった」
俺がそう言うと
「ソフィちゃんだけずるい!」
「なんでソフィだけなのよッ」
お前らいつの間に名前で呼びあってたんだ。
なんだかんだで仲良いもんな。
「2人のも見てやるから落ち着け」
俺が2人を静まらせてから、
俺たちは水着店へと向かった。
水着店に着くと、予想以上の数に驚いた。
「すげー。こんなに種類あるんだな」
俺は3人に着替えるまで待ってろと言われ、
試着室の前の椅子に座っていた。
まず最初に出てきたのは、ハルだ。
「りょーくんっ!これどうかな?」
ハルはくるりと一回転し、水着を見せる。
茶髪に白の水着は似合うな〜
それに出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでる。
完璧なスタイルだ。
「めちゃくちゃよく似合ってる。
ハルはモデルになれるんじゃないか?」
本心でそう思った。
「ありがと〜、じゃあこれにするね」
ハルはそう言ってレジへ向かった。
次に出てきたのはソフィだ。
「亮、この水着似合う…かな?」
恥じらいながらモジモジしている天使降臨。
水色の水着か〜。
動く度に綺麗な水色の水着で隠れた張りのある大きな乳が揺れる。
目のやり場に困るな、
と思いつつもガン見していた。
「とってもよく似合ってる。綺麗だよソフィ」
「ありがと…じゃ、これにするわね」
ソフィもレジへ向かった。
もうそろそろ友江が出てくると思うのだが、なかなか出てこない。
どこの試着室に入っているのか分からないので、とりあえず呼んでみる。
「友江ー!まだ着替えられてないのかー」
周りを見渡すと、一つの試着室から手が出てきて手招きしているではないか。
その試着室の前まで行き、呼びかける。
「どうした友江」
「ちょっと入ってきて」
小さな声でそう言われた。
俺は靴を脱ぎ試着室に入ろうとした。
が、カーテンに足が絡まり突っ込んでしまった。
「やんッ、亮、そこは…だ…め」
友江の喘ぐ声が聴こえる。
ふにゅん
指先には柔らかいものをつまんでいる感触があった。
まずい、これは…ラブコメの主人公が起こす奇跡。
[ラッキースケベ]ではないか?
俺は指先に目を向ける。
それは想像とは違ったものだった。
「ほ、ほっぺた!?」
やっぱり[ラッキースケベ]なんてラブコメの主人公しか無理だよな〜。
「悪かったけど、変な声出すな。
勘違いしたじゃん」
「ごめん、亮に触られて嬉しかったから」
友江は赤面してそうつぶやく。
か、可愛い。
いつも強気な友江が赤面してると余計に可愛く見えてくる。
ふと気付き、友江の水着を見ると
フリル付きの黄色い水着だった。
友江のピンク色の髪に、この水着はとても似合う。
「友江、その水着すごくいいと思うぞ。
かなり可愛い」
「そう、それなら良かった。
亮以外に見られたくなかったから
呼んじゃったの。ありがとね」
水着選びが終わった俺たちは、
合宿の日程を決めた。
明後日から1週間合宿だーーー!
ここまで読んでくださりありがとうございます
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因みに友江は個人的に結構好きです。




