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本気なの?

「えーーーーーーっ!?」


今日の教室は朝から騒がしかった。

だがどうやら話題の中心は私と深く関係があるようだった。

まったく、噂というものは本当に怖い。

誰に話したわけでもないのに、なぜかいつのまにか広がっている。……恐怖だ。


「相良さん、星野くんとつきあってるの!?」


教室に入ったとたんにこの言葉をたくさん浴びた。

私の周りに女子が群がってくる…

やめろ!やめてくれー!!

助けを求めようとしたが周りを見渡しても里沙の姿は見えなかった。

女子の群がなにを聞こうとも当然答えられるわけがなく…


「あ!うわさをすれば!!星野くーん」


え!星野くんが来たの!?

あー、また群がる…


「ちょっと星野くん、相良さんと付き合ってるってホント??」

「え、あ、うん…なんで知って…」

「きゃーーーーーっ♡やっぱり本当なんだ~。」


ばちっ


星野くんと目が合う。

後ろめたいことがあるわけでもないのに、なぜか瞬時にそっぽを向いてしまった。

だめだ…意識しているのがバレてしまう。


「あずちゃん!!」

「うぅわ!!って、桃子か。」

「おめでとーう!お幸せに!!」

桃子はそういいながら勢いよく抱きついてくる。

「ちょ、やめろ…」 

「でもさぁ…………」

ん?


「本当に好きなの?」


え……………?

「本当に好きでつきあってるの?星野くんと。」

「ど、どういうことだ?」

「あずちゃんさ、なんか隠してるよね。今、自分の気持ちについて素直になれてる?今、幸せ??」

………………。

言葉が出なかった。

全てを見透かされているような気がする。

嘘をつける相手じゃない。

それでも私は…


「ああ、幸せさ。」


と答えるんだ。

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