彼女は親友
恋人?
こ、こい…びと… こいびと? koibito??
恋人ーーーーーーーーー!!!!!!!??????
は、え?だれが、だれの?(笑)
意味が分からないーーー。
めちゃまちゃ意味分からないーーーー!!!(めちゃまちゃ久しぶりに使いました)
待てよ、恋とは異性とするものではないのか?
そういうものだよな!?ドラマでも異性間の恋愛しか見たこと無いぞ?
…今どきは同性でもOKだったりするのか??
それが流行なのかーっ?
って、んなわけないだろ!!
いや、恋の経験値マイナス1000の私がつっこむのもおかしいが…
でもやっぱり、違うだろ?
私の思う恋は異性とするものだ。
だいたい姉の定義が必ずしも正しいわけではない。
むしろこんな姉の言うことを信じるのはバカだ。
そうだ。
私にとって里沙は誰よりも大切な親友なんだ。
恋と勘違いしそうなくらい大好きな。
この関係が崩れることはこの先一生訪れない。
「ちょっとあんた、なにぼーっとしてんの。はやくお菓子持ってきなさい。」
………プチッ
「ふざけるなーーーーーっっっ!!!!」
ん?朝か…?
やたら明るいような…
明るさのおかげでパッチリ覚めた目で辺りを見渡す。そして昨日の夜なにがあったかはっきり思い出した。
昨日姉と話したあと、姉はまた漫画とお菓子に没頭し始めた。私の部屋で…
「もう寝るぞ!」
「えー、ちょっと今いいとこなんだから!!」
しるかっ!!
「…私はもう寝るから、部屋の電気とクーラーけして、自分の部屋で寝ろよ。」
「へいへーい。」
そして今日目覚めると、正反対のことをやってくれている。
電気つけっぱなし、クーラーつけっぱなし、そして極めつけは…床で大の字になっていびきをたてる物体。
「…んー、起きろーーーっ!!」
耳元で囁いてやったw(全然囁いてない)
「うわぁ!!」
驚くべき腹筋力で起きあがった姉だが…
「ちょっと!そんな大声で起こさないでよ!」
でたでた、大声で起こさないと起きないくせに。
「あのさ、私が昨日いったことを覚えてるか?」
「昨日?なに話したっけ??」
……………。
そして姉は引きずられて自室に帰った。
はぁ~~~
「ど、どうしたの?」
「りーさーーーー」
「う、うお。梓がそんなにぐったりしてるなんて、珍しいねー。なにがあったの?」
そして私は昨日の夜から朝にかけての悲劇を話した。もちろん、私が恋の話なんてしたのは伏せて。
「あはは…それは災難だったね…。」
「ほんとに、もう…」
「そ、そんなに落ち込まなくても…こうやって私と話してればまた楽しくなるでしょ?」
そう言って里沙は私の頭にポンと手を置いた。
「私は梓と話してるだけで一日中幸せなんだけどな。」
目の前ににかっと笑った顔を覗かせて、髪をくしゃくしゃと撫でてくれた。
その瞬間、あのときと同じ感覚をあじわう。
全身があつくて、里沙の笑顔から目が離せない。
でもばっちりと目が合うとなぜかそらしてしまった。
な、なんなんだこの気持ちは。
これが一番大切な親友によせる気持ちなのか?
里沙との親友という関係が崩れることはこの先、一生訪れない。
なーんて、うそ。
ホントはじぶんでも気づいてる。
ただそれを認めるのが怖いだけ。




