放課後レッスン♪
どうしたらいいんだ?
「なにが?」
ニガテ…
「あー、女子が?どーにかしたいの??」
「どーにかしないといろいろな面でまずくないか!?」
「? たとえば??」
「たとえば…」
体育祭…
女子のダンス。
まず、一緒に練習することすら危ういのに終わったあと抱き合って涙を流すことなんてなおさらできない!!
文化祭…
合唱コンクール。
まず、一緒に練習することすら危ういのに終わったあと抱き合って涙を流すことなんてなおさらできない!!
「そんなに抱き合うことにこだわらなくても…」
「女子同士でハグは当たり前の世界なんだろ!?」
「ま、まあ不思議なことではないけど」
「それに…私だってみんなと一緒に感動を分かち合うのは少し憧れる…。」
ずっと前からそうだった。
私が心を許さないぶん、相手も私に心を許さなかった。だからいつも、ひとりだった。
「んもー、梓はかわいーなー。だいたい梓には私がいるし、一人じゃないでしょ。」
「だが…」
「わかってる。分かち合いたいんだよね、みんなで。」
「…ああ。」
しかし、女子をめちゃまちゃニガテとしている私にとってハグはハードルが高すぎる。
「じゃあ…とりあえず私で練習しておく?」
え あ、まーたたしかに里沙ならハグできそうだ。
だが、それで練習になるのか??
というか、里沙は特別たがらニガテなんて思っていないし…
「じゃ、やるよ!ほら、おいで。」
そう言って里沙は両手を広げる。
や、やるのか!?
だ、だれもいないよな…?
って、なぜ人目を気にする!?
な、なんだかおかしいぞ、私!!
「なにやってんの?もー、いくよ。」
「あ、ちょ、まっ…!!」
里沙は私にかまわず両手を広げた状態のまま近づいてくる。そして…
ぎゅっ
顔がなぜか熱い。
変な感覚だった。
女子に抱かれるのなんて初めてかもしれない。
だんだんとまわされている腕に力がはいっていくのがわかった。
力強く抱かれている…
なぜかもっと熱くなって、恥ずかしくなってきた。
「ん…ちょ、り、里沙?…くるし」
「………あ、ゴメーン。梓があまりにも可愛かったもんだから。」
「な!!」
「あれ?梓、顔赤いよ?熱??」
!?
思わず頬に手のひらをつけた。
…あつい。




