梓が不機嫌な理由
世の中には興味深いことがたくさんある…
たとえばボーイズラブ。(通称BL)
これを嫌う人も多々いるが、私にとっては実に美しい世界だ!!とくに男の娘と俺様系男子のやりとりはめちゃまちゃスバラシィイーーー!!!!
※めちゃまちゃ→もうホントにとにかくすごく!!
の意味。(主人公が勝手に作った言葉)
たとえばガールズラブ。(通称GL)
これもまあ、好き嫌いの個人差はあるのだが。
私は許していない。
そもそも女子がニガテなのだーー!!なんだあのめんどくさい集団は!!とにかく近づきたくない…
と、い、う、の、に!!!
なぜ不用意に近づいてくる!?
「あずちゃん、今日もかっこいぃ~♪」
来たな…
「ああ、そうか…」
「キャーッ、その反応もかっこいぃ~♪」
「あ、ああ…」
「キャーッ、キャーッ♡♡」
…うざい。とにかくうざい。めちゃまちゃうざい!!
なんなんだ、この生物は。かわいー、だとか、かっこいー、って言えば何でもすむのか?ああ??
だいたいそんなに仲良くなくても、たった一言二言喋ればもう友だち的な感じなのが意味が分からない。
そして…
あっちを見ても、こっちを見ても…
ハグ、ハグ、ハグ!!
しかも女子どおしで!?
わからない、つくづくわからない。
なんなんだ、この世界は!!
「おい、お前ら女子どおしでいちゃつくなよ。レズか!!」
お、そうだそうだ言ってやれ男子ども。
「はー?たかだかハグくらいでレズはないでしょ。」
?? そういうものなのか!?
「梓??」
「里沙。」
丈河里沙、私の唯一の女友達だ。
「おはよ。どうしたの?いつにもまして不機嫌そうだよ?」
「いつにもまして、は余計だが、ちょっとな。」
「また女子嫌い??」
「うん、まあ。嫌いなわけではないんだぞ、ニガテなだけで…」
「ふーん。私のことは??」
「里沙がニガテなわけないだろ?」
「ならいいや。」
「いいのか?」
「え、ダメなの?そう思うならどうにかしたら?」
「ああ、自分でもどうにかしたいと思ってるんだが…どうしたらいいのか。」
「私はそのままでもいいと思うけどなー」
「いいのか?」
「いいよ」
ん?なんだか多くの視線を感じる…
「あの二人って…」
「もしかして…」
「キャーッ♡」
そんなわけないだろ!!!




