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妖怪百物語  作者: keikato
1219/1284

1219 すじかぶろ

 すじかぶろという妖怪がおります。

 これは江戸時代後期、十返舎一九の『列国怪談聞書帖』に次のような話があります。

 ある夜。

 某娼家で、禿かぶろ姿の化け物が遊女などにまぎれて座敷を巡り、客が残した酒や肴を食べているところが目撃されました。

 その化け物は全身にウロコ、手足には水かき、口には牙がはえ、目はランランと光り、近くの沼からやってきたのか、体全体がどろにまみれていたといいます。

 夜が明けると、座敷には爪痕らしき筋が残されており、遊女らはこの化け物を「筋禿」と呼んで、ひどく恐れました。

 後日の晩。

 主人は下男らと共に、化け物が酒に酔うのを待って打ちすえました。

 このすじかぶろ。

 泥酔していました。


・泥酔=どろにまみれ

・十返舎一九(じっぺんしゃいっく・1765~1831・戯作者、絵師)

・『列国怪談聞書帖』(れっこくかいだんききがきぞうし・1802年刊)


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