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俺だけ使える1万円で超能力を買える怪しいサイトを見つけたら人生が変わった件  作者: 黒飛清兎
第一章 『1日1回1万円で超能力が買えるサイト』
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76話 裁き



ただ、その力を試すのは出来なくともどれくらい強くなったのか何となく測る方法はある。


それは、『ゲーマー』によるステータスだ。

動きがほとんどないのもあっていつの日からかあまり見なくなっていたが、こういった時に見ると一気にステータスが上がっていそうで面白そうだ。


俺は意気揚々とステータスを見る。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━


名前:綾瀬 彩斗


【基本ステータス】


体力:143 / 143

集中力:62/ 45

スタミナ:102/ 102


筋力:20

器用さ:10

耐久力:10

知力:5

運:消費率41%


【特殊ステータス】

《超能力》

『百円の恵みlevel2』

『潤いの恵み』

『柔軟の恵み』

『好印象の恵み』

『幸運の恵み』

『成長の恵み』

『料理の恵み』

『言霊の恵み』

『配信の恵み』

『筋肉の恵み』

『ウェイトポーチ』

『ラッキーエレベーター』

『シャドウグリップ』

『ビューティーコンサルタント』

『ゲーマー』

『ボディートレーナー』

『ドリーマー』


━━━━━━━━━━━━━━━━━━




わぉ、すっげぇなこれ!

ぱっと見た感じ知力と器用さ以外のステータスが急上昇しているようだ。

中でも筋力は非常に成長しており、この前見た時の倍以上の伸びを誇っていた。

今までだとかなり非力で昼勤は夕勤と比べあまり重いものを運んだりはしないにも関わらず筋肉痛になっていたくらいだった。

しかし、今では多少の物なら持ち上げたりだとかそういった事が出来るかもしれない!


なんせ筋力の数値が2倍になったのだ、握力換算で行くと、筋トレを始める前の筋力の値は7であり、握力はだいたい20キロを下回る程度であった。

しかし、今の筋力の値は20であり、あの頃の約3倍である。

そうなると握力で言えばだいたい50キロ位の握力があってもおかしくないだろう。


50キロと言えば運動部とかの人や筋トレをしている人達が到達するレベルの力である。

もし本当に俺がそれほどまでの力を手に入れられていたとしたら…………。


あぁ、明日が楽しみになってきたぞ!


俺はもうこのまま寝て明日早く起き、自分の力を試してみたい衝動に駆られる。

が、俺はその衝動を抑え込み手早くスマホを操作する。


時間は無い訳では無いが、どのタイミングで何が起こるかわからないため、出来るだけ急いで準備を終わらせる。

スマホのカメラをこちらに向け、事前に作っていたライブ配信サイトのチャンネルでライブ配信を始める。


…………そう、これが命への嫌がらせを止めさせるための今俺が考えうる1番効果的な方法だ。

懸念点は少しあるが、まぁやって見なくては何も始まらない。


俺は震える体を抑えながら何とか第一声を放つ。


「…………皆さんこんにちは、いのちちゃんを救うの会会長の……斎藤ちゃんです」


顔が引き攣るのを感じる。

閲覧数は未だゼロである。

しかし、それでも自分の()が全世界に晒されているのだと考えると何だか怖くて堪らないのだ。

だが、命が受けた恐怖には1ミリも届いていないはずだ、そう思うと俺の口は自然と動いてくれた。


「いのちちゃんの現状はこの前ネット記事で見せたと思います…………本当に許せない…………」


話し始めると段々と気持ちが籠ってくる。

それにより口の震えは止まり、おもいおもいの言葉が溢れ出す。


「この度の一件でいのちちゃんは非常に傷つき、毎日怯えながら生活しています」


胸の奥が熱くなっていくのが感じられる。


「彼女は何も悪くない。ただ、音楽が好きで、自分のやりたいことをしていただけなんです。それなのに…………!」


自分の中の怒りと悔しさ、そして無力だった過去の自分が一斉に押し寄せてきて、喉がつかえる。

それでも、拳を握り、続けた。


「それなのに、心無い言葉や態度で傷つけられて、逃げ場を失って……こんなの、間違ってる」


ほんの少しの視聴者が俺のその言葉を聞く。


そしてコメントが追加される。



そこには…………「死ね」と書かれていた。



「はは……お前知ってるよ、いのちちゃんのアンチ何だろ?」


その名前は見た事があった。

そう、俺のネット記事にアンチコメントを投稿したやつだ。


そいつが入ってきて少し経った瞬間、視聴者数が異常なほど上昇し始めた。

そしてだいたい五十人ほどまで人が追加され、そいつらが皆俺に向かって罵詈雑言のコメントを書き始めた。


…………ははは、計画通りだ。


「…………はぁ、君たちは本当に屑だね、ここに来て僕の事を見なかったら……アンチコメを書かなければ許さないにしても悪くはしないつもりだったんだけどね」


そこまで大人数に俺の今からやることをやってしまったら俺も疲れるし何か問題になってしまうかもしれない、なので今ここに来てアンチコメントを追加してきたヤツらだけにやるつもりだった。


……だが、ほぼ全員がアンチコメントをしてるみたいだ。


俺は画面に満面の笑みを見せる。


「…………はいっ! じゃあみんな傾注! クソ野郎のみんなには……裁きを受けてもらいます!」


俺はそう、声高らかに宣言した。

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