32 これまでの登場人物紹介4
この登場人物紹介には、第4章のネタバレが含まれているのでご注意ください。
--------------------勇者一族
●ゴッドスマイル・ゴージャスティス
かつて魔王を退けた、偉大なる勇者。
平和になった世界で『新勇者体系』を提唱。
息のかかった勇者たちを要職に送り込み、じょじょにその力を拡大していった。
この世界では知らない者がいないほどの有名な人物であり、ゴルドウルフの復讐の最終目標でもある。
●ブタフトッタ
ゴッドスマイルの直下ともいえる、準神級の勇者四人衆のひとり。
調勇者のトップ。
溶けかけた脂肪の塊のような外見をしており、油のような汗を常に滴らせている肥満体。
この世界における、ほぼ最高権力をともいえる絶大な力を振りかざし、多くの幼き聖女を食い物にしている。
今章はクーララカの回想にのみ登場。
●デスディーラー・リヴォルヴ
座天級の創勇者で、グレイスカイ島の支配者。
回転式拳銃をトレードマークとし肌身離さず身に付けている。
この世界での銃といえば、いまだに火打ち式式のものが大半であるが、薬莢式の拳銃は彼と、ごく一部の勇者しか持っていない。
理由としては、実用化の途中にある問題が解決できていないためである。
しかし彼の回転式拳銃は勇者組織で大いに評価され、デスディーラー一族を出世コースへと導く。
リヴォルヴは銃の革新さと、自分の名前を取って、『リボルバー』と名づける。
そのリボルバーを使ってワイルドテイルに『ロシナンテルーレット』という死のゲームをしかけ、遊び半分で民族浄化を行なっていた。
『狭間』を何よりも愛し、自分のみならず他人をも『生と死の狭間』に置くことで、生きている楽しみを見いだしていたのだ。
ワイルドテイルの巫女であるチェスナをさらわれたことで、野良犬マスクと対決することになる。
神尖組に武器提供をしているという立場を利用して、神尖組の隊員を刺客として送り込んでいた。
最後は非常事態宣言である『ゴーコン』を発動して、圧倒的な勢力で野良犬マスクを攻め潰そうとするが、あっさり返り討ちにあってしまう。
最後は妻とともに鎖で繋がれてグレイスカイ島を放逐され、永遠の『狭間』をさまようこととなった。
●サイ・クロップス
力天級の戦勇者にして、神尖組の隊曹。
グレイスカイ島にリゾートに来ていた関係で、リヴォルヴから最初の刺客に任命された。
片目の大男で、『片目の狂戦士』や『八つ手の大蜘蛛』などの異名を取る。
八本もの刀を同時に振り回して敵をナマスにしてしまう剣豪。
神尖組の訓練場にいた頃に、ゴルドウルフとのいさかいで片目を失ってしまい、ゴルドウルフのことを恨んでいた。
野良犬マスクとの対決の際に、相手がゴルドウルフと気づき、奥の手である『神尖変貌』まで発動するも、木のフォークの前に敗れ去ってしまう。
最後は『八十裂き』の刑によってグレイスカイ島を引き回され、セレブたちを恐怖に陥れた。
●ゴルゴン
座天級の戦勇者で、神尖組13番隊隊長。
凄腕の狙撃手で、同じ依頼人とは会わないなどのポリシーを持つ。
第二の刺客として、隊員とともに野良犬マスクを暗殺しようとする。
しかし隊員の大半は仕掛けられていた罠で死亡。
唯一、野良犬マスクの元へとたどり着いた第4班も、座ったままの野良犬マスクに敗れてしまう。
ゴルゴンはその戦いの最中に野良犬マスクを狙撃しようとするが、ぜんぶよけられてしまった。
最後は野良犬マスクの独特な弓の構えで、彼がゴルドウルフということに気付く。
自分の狙撃の腕前は、訓練場時代にゴルドウルフによって培われたのだが、それを知ることもなく射貫かれてしまった。
部下たちは『犬神』の刑に処され、海やプールの上に水死体として浮かべられた。
●スキュラ
座天級の戦勇者で、神尖組10番隊隊長。
神尖組は10番より上位のナンバーは『神の指』と呼ばれており、精鋭中の精鋭が揃っている。
リヴォルヴが呼び寄せた中では、最強の刺客。
『拒絶の石』という、殺意のあるどんな攻撃をも跳ね返すという魔石を身に付けている。
そのため、野良犬マスクの攻撃も一切通用せず、一度は野良犬マスクを敗走させるに至った。
しかしそれはスキュラを油断さるための罠で、野良犬マスクが取るに足らない存在だとわかったスキュラは、トドメを部下に任せて帰ってしまう。
残った部下たちは野良犬マスクに幻覚を見せられ、殺戮の使徒と化す。
野良犬マスクに見立てられたスキュラは部下たちに襲われ、瀕死状態で野良犬マスクの元に戻されてしまった。
後日、神尖組の入隊式を直前に控えた『神尖の広場』にあるゴッドスマイル像に、部下ともども串刺しになった姿で発見される。
リヴォルヴはまだ生存している彼らに治癒魔法をかけ、入隊式を乗り切ろうとするが、入隊式の最中に彼らは狂いだし、式をメチャクチャにしたあと果ててしまった。
●アーミー・オブ・ワン
神尖組の局長。
『ひとりの軍隊』と呼ばれるほどの人物。
リヴォルヴは、野良犬マスクの背後には彼がいるのだと錯覚。
アーミー・オブ・ワンを相手どり、『ゴーコン』を発令するに至った。
●プライマルブレイド
神尖組の第1番隊の隊長。『原始の刃』と呼ばれる剣聖。
ストロングタニシが幼少の頃に、ストロングタニシの村を訪れ、難病である弟を引き取っていった。
やさしかった弟は、豹変した姿で再び村に戻ってくることになる。
●マッドサナギ
神尖組の第1番隊、通称『人刺し指』と呼ばれる部隊の隊員。
居合い斬りの達人。
剣に触れてもいないように見えるのに、気付いたときにはすべてを真っ二つにしている。
その正体はシロサナギという名の、ストロングタニシの弟。
マッドサナギとして村に戻ったシロサナギは、ストロングタニシの前で村人を皆殺しにした。
●ジャンジャンバリバリ
司会業を専門とする導勇者。
勇者関連のイベントにはよく登場しているので、勇者界隈ではそれなりに有名な人物である。
今章では傷心を癒すためのリゾートのためにグレイスカイ島に来ていたのだが、『八十裂き』の刑で島じゅうに放たれていた暴れ馬に荷物をすべて奪われてしまい、一文ナシとなってしまった。
アイデンティティでもあったアフロヘアーのカツラも奪われてしまいった彼は、『シャンパンアケマクリ』に名を変え、カジノのディーラーとして働き、カツラを買うための金を貯めていた。
ひょんなことから舞い込んできたクーララカを利用し、一攫千金を目論む。
しかし返り討ちにあい、再び路上生活者に逆戻り。
最後は彼の熱烈ファンに、よく似たニセモノとして捕えられてしまい、笑い薬の実験動物となってしまった。
●名もなき創勇者
リヴォルヴの元で兵器開発をしていた創勇者の若者。
かつてジャンジャンバリバリに励まされたことがあり、ジャンジャンバリバリのことを敬愛している。
グレイスカイ島にて、その憧れのジャンジャンバリバリと再会。
失敗作であったはずの『笑い薬』をとても喜んでもらえたので、笑い薬の研究を本格的に始める。
島にはジャンジャンバリバリのよく似たニセモノが出没していると知り、『ゴーコン』の戦乱のドサクサに紛れて生け捕りにし、実験動物にすることに成功した。
--------------------勇者の階級
●御神級(会長)
ゴッドスマイル
●準神級(社長)
ディン・ディン・ディンギル
ブタフトッタ
ノーワンリヴズ・フォーエバー
マリーブラッドHQ
●熾天級(副社長)
キティーガイサー
●智天級(大国本部長)
ライドボーイ・ロンギヌス
ライドボーイ・アメノサカホコ
ライドボーイ・トリシューラ
ライドボーイ・トリアイナ
●座天級(大国副部長)
●主天級(小国部長)
ゴルドウルフ
●力天級(小国副部長)
●能天級(方面部長)
●権天級(支部長)
ジャンジャンバリバリ
●大天級(店長)
●小天級(役職なし)
○堕天
デスディーラー・リヴォルヴ、サイ・クロップス、ゴルゴン、スキュラ
ジェノサイドダディ、ジェノサイドファング、ジェノサイドナックル
ミッドナイトシャッフラー、ダイヤモンドリッチネル、クリムゾンティーガー
ライドボーイ・ランス、ジャベリン、スピア、オクスタン、ゼピュロス、ギザルム、ハルバード、パルチザン
名もなき戦勇者 3801名
名もなき創勇者 334名
名もなき調勇者 527名
名もなき導勇者 306名
お待たせしました!
明日からいよいよ、新章開始です!





