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僕の戦国時代  作者: 虫松
関ヶ原の戦い 中盤戦
62/93

第一話 開戦しました。

【関ヶ原の戦い】


挿絵(By みてみん)


西軍総勢 7万9100人

東軍総勢8万5988人


合計約16万人が高原盆地の関ヶ原の地に集結。

当時、世界最大の射撃戦となった(いくさ)である。


朝霧が立ち込める午前8時

東軍、福島正則6000人が西軍、宇喜多秀家17000人の軍勢と衝突

銃声の音が鳴った。関ヶ原の戦いは始まった。


徳川家康 本陣 桃配山

「開戦じゃ。貝を吹け!鬨の声をあげぇい!」

家康は指揮棒を上げ、立ち上がった。


(法螺貝)

ぶぉおおん ぶおおおん ぶおおおおん

「えいえいおー!えいえいおー!えいえいえおー!」

東軍勢の雄叫びが朝霧で視界、真っ白の戦場に木霊します。

怖いよー怖いよー8万人怖いよー


西軍本陣 笹尾山

「殿、開戦でございます。」

ミッチー朝から僕は眠いよ。


「うん、さぁやりますか!」


「カタパルト部隊、前方の敵目掛け、投射!」

巨大な石が天より隕石のごとく降ります。


「うわぁあああ!」


ひひーん! ごぉごごごごぉー

地なりと馬の鳴き声が多数。

僕の陣地に向かってきます。



「鉄砲隊、連射用意!」


「うわあああぁぁぁ!」


朝霧で敵の東軍勢はよく見えません。霧の上から

背中に背負った旗と悲鳴と叫び声が小玉します。


あの声を出してる人達。

皆、僕の首を狙っています。

西軍総大将の僕の首。そんな価値は僕にあるのか。


真逆という坂は突然目の前に現れる、と誰かが云っていたな。

まさか僕が関ヶ原の戦いに名を残すとは・・・

(おっと、集中しなくては)


「充分に敵を、敵を引きつけてから撃つのじゃ」

島左近の鉄砲隊は馬防柵から、西軍に狙いを定めてます。


「まだじゃ、まだじゃ、・・・」


「うわあああぁぁぁ!」


「もう少しじゃ!」


(もう撃たないと危ないよ∑(゜Д゜))


「まだじゃ!もう少しじゃ!まだじゃ」


(敵が馬防砂柵まで10歩先)

「撃って!早く撃ってぇええ」


ぱんぱんぱんぱん ぱんぱんぱんぱん


「中田殿!勝手に指示をされては困ります」


「そうね。すまないね。人力槍襖部隊!突撃!」


「・・・・」

人力槍衾部隊に追い立てられ

西軍は退却を始めた。


(まずは、第一部隊を抑えられたか。)

僕は胸をなでおろした。


「ぐわあぁあああ!」

人力槍襖部隊が僕の陣地に戻ってきた。


「どうした?!何があった?」


「騎馬隊の突撃でございます。」


「誰だ!そいつは誰なんだ。」

僕は味方の兵を問いかけましたが、背中を刺され怪我を

してた僕の兵は無言になり目の焦点合わなくなり

両腕がダラリとなった。


「敵襲!敵襲!」


真っ白な霧の向こうから微かに見えたのは。

味方の首がかっ切られ吹き飛ぶ血しぶきだった。


北◎の拳の雑魚キャラが吹っ飛ぶように次々と

味方兵の首が霧上から飛び血しぶきが上がる。


「中田殿!何処におる!」


「約束通り、戦場でお会いしましたな」


朝霧は風とともに流されはじめた。

関ヶ原の戦場に見えてきたのは無数の首を

袋に入れて、黒い馬と共に

返り血を浴び馬上から叫ぶ、武将。


僕へ真っ直ぐにLOVE視線を送る。

「・・・・ご無沙汰してます、鬼いさま♥︎」

本多忠勝(ほんだただかつ)であった。






本多忠勝との約束については

第一話 結婚しました。で義理のお兄様と

「戦場でお会いしましょう」の事をさしてます。

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