人の世は辛い。
どうも。旧朱羽の索夜こと、暁月しゅかです。
久しぶりの投稿が、新たな小説とは…
これほんとに大丈夫か?
…ま、まぁ、そんなことは置いといて…
それではどうぞ。
私は魔王。
結構昔に転生した。
今は、「地球」にいる。
今世の私の名前は、『濡羽 黯』。
ちなみに、前世の名は『クロゥ・アンフェル』。
親はいない。
5年前ほどに世界中に『ダンジョン』というものが出てきたらしい。
その時に巻き込まれたのだそうだ。
ちなみに今一人暮らし。
どうやって借りたか…?
えっと…確かこうだったはず…
〜回想〜
「えと…?貴女がこのアパートに住みたいっていう人?」
「…そう。」
このアパートを管理している女性(ここでは大家というらしい)が私が住む予定の部屋で聞いてくる。
何なのだろうか。
住むのだからここに来ているわけであって…
至極当然のことだと思っていたのだけど…違う?
「い、一応聞くけど…何歳?」
「多分…7。」
「そ、そう。」
「えー。十分なお金は?」
「…」
お金…いるのか。
「5年前くらいに出たダンジョンで…生計を立ててく。」
「あー。そう…そう…ほんとに大丈夫?」
「うん…大丈夫。」
…結局あれから…1ヶ月は『試用期間』と言われて家賃等は大家さん持ちとなった。
ただ一ヶ月過ぎたら家賃は発生する…だから、その日のうちにダンジョンに潜った。
私はダンジョンの曲がり角から顔をのぞかせる。
「ギチ…」
そこには数体のゴブリン。
…あれは私の世界と同じものなのか…?
角から出る。
「ギギッ!」
ゴブリンたちが私を見つける。
そして全速力で向かってくる。
途端、
『ゴウッ』
私は魔力を開放する。
周囲からは、紫のオーラが出ているように見えるだろう。
「ギッ…?」
その姿を見てゴブリンは狼狽する。
が。
「ギギッ!」
獲物である斧を握り直し、向かってくる。
「はぁ…」
私は、『道具箱』から黒く、優美な大剣を取り出す。
そして私は数体のゴブリンとの距離を一気に詰め、
一閃。
「私の世界のほうが…賢かった。」
私の後ろには、ゴブリンから落ちた魔石が数個。
これは『ギルド』というところで換金できる。
「奥…行こう。」
結局、私の世界と同じ子はいなかった。
あれから私は最奥まで行き、ダンジョンを攻略したのであった。
その日の収入は、軽く5万を超えていた。
ちなみに、ダンジョン探索者の平均日収は、だいたい2万ぐらいらしい。
ダンジョン攻略すると4万ちょっとらしいが。
…軽くこえてるけど。
月収150万くらい?
壊れてる。
入居してから1ヶ月以上は経った。
普通に月の家賃は払える額を超えている。
今は、『練馬ダンジョン』にいる。
「ダンジョン攻略…しよう。」
〜あるダンジョン探索者の配信〜
「みんなー!こんにちやっほー!『天海 あおい』だよー!」
とあるダンジョンの中。
数多くのダンジョン配信者を生み出してきた大手事務所『deBYce』の1期生、『天海 あおい』が配信していた。
コメント
:あおちゃーん!
:こんにちやっほー!
:あおちゃん好きだー!
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天空@あおいガチ勢 ¥50000
『こんにちやっほー!あおいちゃん!今日はどこのダンジョンを攻略するのかな?』
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:赤スパ!?
:なんか毎回のごとく現れるよなwこいつw
「あ、赤スパありがとー!今日はねー。『練馬ダンジョン』を攻略していこうと思うよー!」
同接は約9800人。
それだけこのジャンルと人物が愛されているという印だ。
:練馬ダンジョンか
:がんばれ!
:やっちゃえあおちゃん。
:某車のCM?w
「じゃ、やっていこー!」
その日、世界をゆるがす大事件が起こる…
世界をゆるがす大事件とは一体…?
ちなみに、最後に出てきた「天海 あおい」さんですが、黯…つまり、クロゥとはなにも関係ありません。
それではばいなら!