会いたくない奴らと再会
ルシファーの冒険者登録にきて、久しぶりにマルコとフィトにあったまではよかったが、俺が身を隠している間に、また勇者一行がラビスの町にきていた。
しかもだ、ジェニーが一行に加わったらしく、そそくさとギルドから出て、ラビスの町からでようとしたが、ジェニーに声をかけられた。
声をかけたのは、マルコにフィットだけどな。
「スヴェンじゃない。 もう、あれからどこ行ってたのよ」ってジェニー。 やっぱり気づくよな。
「南の洞窟にこもってだんだってよ」ってマルコ。
「俺達も久しぶりに今日あったんだぜ」ってフィト。
その通り。
「ジェニー、彼らはいったい?」って黒髪黒目のまぁまぁ容姿の整った俺と同い年くらいの好青年。
「勇者ユージ様、マルコとフィトは私の元冒険者仲間で、スヴェンは、ソロの冒険者なんですよ。 って、スヴェン、隣の彼女は?」ってジェニー。
「ルー、今日冒険者登録した。とりあえず相棒」って言っておいた。
ユージだかってやつ、ルーみて赤面してるし。 まぁ、ルーは見た目は、20代前後で、巨乳美女だしな。
「へぇ~、でもなんでメイド服なの?」ってジェニー。
ジェニーらしい突っ込みだな。
「趣味なんです。」ってルシファーだ。
「じゃぁ、俺達、行くな。」っていって去ろうとした。
「スヴェン君ですよね。 まってください!」ってジョアンナ。
「スヴェン、話があるの!」ってカトリーン
「お兄ちゃん!」ってフェリシア
「ご主人しゃまでなのでしゅか?」ってミュウだ。
はぁ~、すげー嫌な面子だ。
「誰お前ら?」って言って、さっさとルシファーとギルドを後にして、脇道に移動して転移で宿に戻った。
宿に戻った俺
「マスター、よろしかったんですか?」ってルシファー。
「いっただろ、赤の他人だって」って俺。
「そうでしたね。」
「さっさとチェックアウトして、この町からでるぞ」
「でもどちらに?」
それ聞かれると困る。 まだ、次の行先は決めてない。
あそこに行くか。
「ねぐら」って言っておいた。
◇◇◇
マジで、どうしてこうなった。
俺の隣にはルシファーがいて、なぜか、勇者一行がいる。 しかも、マルコとフィトもいるし、なぜかケフィンとヒルダもいる。 もう溜息しかでない。
どうしてこうなったかって、俺らが宿をチェックアウトしてる間に、こいつらが乗り込んできたわけだ。
常宿にしてたから、ジェニーにバレバレだ。
話し合いって事で、座ってるけど、誰も会話せず無言。
この重たい雰囲気なんとかならないかね。
「スヴェンでいいんだな」ってケフィン。
「ええ、俺の名前はスヴェンですがなにか?」
「俺が言っているのは、お前が行方不明になったスヴェン・デッケルで間違いないのかという意味だ」
「俺の名前は、スヴェン・ザストです。 デッケルじゃありません」って言ってやった。
「うそよ、髪色は違くても、お兄ちゃんを見間違えるわけないじゃない」ってフェリシア。
「そうです。 スヴェン君を見間違えるわけありません」ってジョアンナ
「うん、スヴェンだよね」って、カトリーン。
「そうよ、息子を見間違えるわけないわ」ってヒルダ。 よく言うわ。
「髪色を変えてる? 行方不明? どういう事よ!」ってジェニー。 ナイス突っ込みだな。
「ケフィン団長、いったい彼は?」って勇者君。
ミュウは黙ったままだ。
そうそう外部からみたらわけわからないよな。
「勇者ユージ様、身内の事でご迷惑をおかけしております。 ちょうど1年前以上、私とヒルダが遠征に行っている間に行方不明になった愚息がおりましてな。 その愚息がこのスヴェンなんですよ」ってケフィン。 お前の息子じゃないし。
「スヴェン君、ご両親にもそれに妹に友人にも心配かけちゃダメじゃないか」って勇者君。
いやいや、心配なんてしてないだろ。 それに赤の他人だって。
「外野は黙っててくれないか。」って俺。
「とりあえず、そうだったとしても、俺とあんた達には今は何の関係もない。 赤の他人だ。」って俺はケフィンのほうを向いて言った。
「その事だが、帝都に戻ってちゃんと話し合おう。」ってケフィン。
「俺は戻る気もまったくない。 行くところがあるから。 金輪際関わるな!」って言って、急いでルシファーと外へ飛び出して、裏路地で転移してやった。
だれが帝都に行くか!




