俺はどこに連れてこられた?
俺が気づいたら、そこは知らない天井に知らない部屋だ。
確か、魔族の奴を殺した後に気を失った。
てか、包帯ぐるぐる巻きだ。
魔力循環させて、癒していく。 ってかあの時の魔力を返せだ。
魔術を発動しようとしたけどしない。
あー、また封印されたのか。 糞神め。
「気づいたみたいじゃな」って白衣をきたオッサン。
「ここは?」って俺。 あれ、帽子かぶってないけど、オッサン普通だ。
「ちょっと待っておれ」って言われて白衣をきたオッサンが出ていった。
それから、オッサンと一緒に筋肉隆々で、厳つくて長身のオッサンと細身だが引き締まった筋肉で出る所はでてるおばさんが入ってきた。
「まずは自己紹介だな。 俺は、ケフィン・デッケルって言ってな、ティエメン帝国の第三騎士団長をしてる。 そしてこっちが、」
「ケフィンの妻で、同じく第三騎士団の隊員のヒルダよ」って紹介された。
えーと、俺は今、帝国にいる。 なぜ故に。
「君の名前は?」
「スヴェン。 でもなぜ帝国に?」とだけ言っておいた。 家名はいったら面倒な事になりそうだ。
そしたら、ケフィンっていうオッサンが教えてくれた。
ミゼラ町は全滅、生き残りは白髪の俺だけで、白髪を忌み子としているのは王国だけらしい。
俺の親父が引き取りを拒否して、俺はこのケフィンというオッサンの家に連れてこられたというわけだ。
「君の家族なんだが、なくなってしまっていたよ」って言われた。
家族じゃないんだが、名前もしらないただかくまっていた奴らだ。 話は合わせておいたほうがよさげかもしれない。
「そうですか」とだけ言っておいた。
それよりも、俺はマジックバックのほうが気になる。 あの時、持ち出したはず。
首を動かしながらみたら、椅子にかかってた。 まじ、俺の全財産があそこにある。
よかったって勝手に思ってる俺。
「スヴェン君、きみはいくつだい?」って聞かれた。
「7歳」って答えておいた。
「そうか、7歳か。 フェリシアの1つ上になるんだな」ってうんうん頷いているケフィン。
「小柄だからフェリシアと同い年か1つ下だと思ったわ」ってヒルダ。
「スヴェン君、提案なんだが我々の養子にならんかね」って言われた。
どうしてそうなる。
「どうして?」
「なに、娘しかおらんから息子がほしくてね、これも縁だ。 どうだ悪い話じゃないだろう」ってカカカって笑いながら言われた。
確かにな。
「よろしくお願いします」といったら、おもいっきケフィンに頭を撫でられた。
なんか嫌で嫌がったら、離してくれた。 なんだこの違和感。
こうして俺は、ティエメン帝国に住む事になった。
この時は、あまり深く考えてなかった。




