↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
47/58

学校に行くために

「おはよう。」

心の中でそう言う。今日は春乃ちゃんに会える日だ。

今日の運試し。立てるかどうか。


あれ?


柵が持てない。


え?


もう一度策を掴んでみるが、掴んだ瞬間柵から手が落ちる、握る前に。もちろん立てるわけがない、、、

今日に限って立てないんだ。

窓の外を見ると、晴れていた。

梅雨が今日だけ終わったみたいに。


春乃、どんな顔するのかな。


不安だった。ちょっとだけ。嫌がられないといいな。

9:00まで時間はたっぷりあるけど、朝ごはんを食べたら、準備を始める。

なるべく「いつも通り」に戻したかったから。

ボサボサの髪を綺麗にして、体をなるべく起こしてむくみをとって、顔も綺麗に洗って。

いつもより、丁寧に、綺麗に。

前まで30分で終わっていたことが、2時間もかかった。仕方がない。だから工夫しなきゃ。


シャツに袖を通す。スカートを履いて、、、

ウエストを看護師さんに締めてもらう。

前回履いた時よりさらに細くなってしまった。

リボンを締めて、ジャケットを着る。

いや、やっぱり着ないどこう。

ジメジメしてるし、妙に大きいし。


前髪はドライヤーで上手くやって、髪の毛は下ろしてく。なるべくいつも通りに、思い出しながら。

これでプラス30分。合計2時間半。

時間かかっちゃったけど、上手く出来た。


その時お母さんが来た。

「おはよう、結香。制服似合ってるね。懐かしいな。

9:00だよ。行こっか。」

「うん」


今日は病院の車椅子が乗る車で学校まで行く。

緊張するな。久しぶりに会える。

そんな期待を胸に私は学校へ向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。