求めていた答え。
先生が思い口を開くように会話を始める。
「急に、呼んでしまってすみません。
今日お話ししたいのは、結香さんの今後についてです。」
「これまでの検査結果を総合して、結香さんはALSだと診断して、まず間違いはないでしょう。」
「....ALSですか?」
「はい。この病気は特定の検査がなく、たくさんの病気の選択肢から、可能性を削除していくしか方法がありません。また、ALSは、進行の速さにかなりの個人差があります。」
先生は少し間を置いてから。
「結香さんの場合、病院に受診してから、約一ヶ月で歩行困難の症状が見られるようになって来ました。
進行がとても速いことが分かります。断言はできませんが、」
しばらくの沈黙が続く。
「進行速度を考えると、生命予後はかなり厳しく
1年程度になる可能性が高いです。」
あぁ、私、死ぬんだ。
そう思った。
なのに、それだけなのに涙が止まらない。
声が出ないように、必死に手で口を覆っているのに、嗚咽が抑えられない。
私はドアの隣の壁に寄りかかるように、倒れる。
「ガラ!」
その時、診察室のドアが開いた。お母さんが開けた。
私を見ると、抱きしめてくれた。
「ごめんね、ごめんね。」
私はただ、ただ、泣くことしか出来なかった。
花弁雪です!
ここまでお話を読んで頂き、ありがとうございます。
第24話いかがでしたでしょうか?
今回、遂に結香が求めていた「答え」が分かります。
しかし、答えが出たことは、嬉しいことじゃなかった。
ここが、この作品の大きな皮肉だと思います。
たとえ病名が分かっても、どんなに求めていた答えが出たとしても、嬉しいとは限らない。
逆に、辛くなるかもしれない。
「希望」が持てなくなるほどに、、、
次回の投稿は明日、9/26(土)22:00です!
お楽しみにm(_ _)m




