表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
50/226

EP11 襲撃④

やっと雪姫たちの登場です。

敵の包囲網の突破に成功した部隊は、向き直る。

後方に居た魔法部隊。

向き直った形が、魔法攻撃陣形となっている。


「魔法部隊!穴に向けて遠隔射撃開始!」

魔法部隊の攻撃は、ミサイル攻撃と同じで、前に友軍が居ると使えない。

だが、魔法の着弾点を限定することで、前に兵を送れる状況を作る。

「ルーラン友軍!右翼から敵を追走!ルーラン国軍は左翼から追走。

戦闘を避け、指示ある迄並走!」

国軍とは、国の持つ軍。友軍とは、冒険者やギルドからなる部隊。

ステラは、進軍するヒアリ族に追いつくため、戦闘の指示は出さず、追走の指示を出す。


「魔法部隊の防衛にリカ国、ジプト国。他は穴を避け、敵を追撃!敵進軍方向に防衛ラインを再構築!」

魔法部隊の護衛のため、2国の兵を残し、残りの兵で、穴から出てくるヒアリ族の進軍を止め、防衛ラインを築く。

ステラは次々と指示を出した。



ヒアリ族の動きは早くはない。

武装しているため、動きが悪くなっている。

戦場のオラシオ大草原から、ムクリの街まで50K

ルーランの追走兵は十分に追いつける。


「こちら追走部隊。ムクリから30K地点で追いつきます」

ルーラン国軍、追走部隊から連絡が入る。

「ランス国軍は、ゲートを使い、ムクリから20K地点へ移動」

連絡を受けたステラは指示を出す。

ゲートは土地勘の無い者には使えない。ランス国内ならランス国軍が適任。


進軍するヒアリ族を、街から25k地点で、ランスの軍が迎え撃ち、両翼からルーラン兵による挟撃をかます。

穴を攻撃することで、進軍兵を減少させつつ、ペイン、ランド、ラリアの3国軍により、防衛ラインを再構築。

既に進軍しているヒアリ族には、ルーラン、ランスの両国軍が対応。

これがステラの策だ。



「流石はステラ女王陛下。見事な采配です」

「一時はどうなる事かと思いました」

「ミネルバの切れ味、見ましたぞ」

安堵の声を漏らす、各国の猛者。

しかしステラの表情には、明るさは無かった。

「少ないですわね・・・せいぜい3~40万。・・・となると、雪姫さんの読みが・・」




ーーーミバラ山の裾野ーーー

山裾からは、5kほど続く森林地帯。

森林地帯を抜けると、草原が2kほどあり、ポルカの街がある。


ヒアリ族は、オリンポス山脈の地下を直進する。先頭が地底湖に気が付き、進路を狭めだす。進路が狭まることで、後続は詰まり、横穴を掘る。一部は、7国議会が予想した地点へ出るが、本隊は、地底湖を迂回した場所、ミバラ山の方に出る、とシュミレーションの結果がでた。

雪姫の読みと一致し、ポルカの城壁前に陣取る。


「向こうは始まったようね」

150k離れては居るが、40万の軍勢の声は、遠く聞こえていた。


ポルカの街にも、避難者は居るが『該当区域』ではない事から、城壁の内側からは、笑い声も聞こえてくる。

「計算では、あと数分でヒアリ族が来ます」

来てくれないと、女王に合わせる顔が無いよ。戦場放棄だもんね。

「来れば真っ先に、城壁の上で見張りをしてるギア族が、声を上げるさ」

ブルックの言葉は現実となる。


   

  「コ、コードレッド!昆虫族です!!」

街の中が、ざわめき立つ。


「来たようね」

「はい。森林の中に現れました。穴は7つ。どんどん出てきてます」

見えないのが幸いだ。蠢くアリたちを見たら、鳥肌が立つ。

「マリア、スタンバイ」

マリアに準備の指示を出す。



   「ギルド、スノープリンセス参上!」

私は宣言した。ギルドフラッグが、激しく炎を纏う。

「一応言うけどさ、今なら見逃してあげるわ。戻る気あるかな?」

「姫・・・虫にそれは無理ですよ」

だよね。

「戦闘前のご慈悲は、雪姫様のルーティングでございます」

フォローありがとう。


「マリア攻撃開始。穴は直接狙わないように。ギムとサマンサ、ギャリソン、ララちゃんは、取りこぼしの排除。城壁には近づけないで。

テレサ、私たちの周りに防壁を展開」

私の指示でギムとサマンサ、ララちゃんが左右に展開。

テレサが防壁を張る。


マリアの光子砲が放たれ、森はあっという間に、火の海に変わる。

うぁ…地面がアリだらけだ。

暗くて見えなかったけど、明るくなると、すごい大群だ。

「雪姫、数に臆するな。個体の戦力は、たかが知れているし、知能はギム並だ」

確かに。数で勝てるのは選挙だけだ!


ヒアリ族は、左右に広がるように展開する。

「トーマ右!ダイルは左!」

左右に広がる敵に、トーマとドイルを当てる。

7つの穴から、出るわ出るわ。

マリアの光子砲1発で、数千を倒すが、敵の数が多すぎる。

と言うか、地面が蠢くようにみえる。



「ちと、数が多すぎるか?雪姫、ペンダントで『広域移動阻害』を試してみろ」

私はペンダントを握り『広域移動阻害』と考える。


「広域アイスバーン」「広域氷壁」と浮かぶ。


「地面を凍らせると、ギムたちも動けなくなる。氷の壁を作る」

「いや、ギムたちを引かせて、地面を凍らせろ。確実に動きを遅らせられる」

「分かった。リアちゃん、ギムたちに帰還指示」

リアは信号弾を打ち上げる。


     「大地よ凍り付け!」

私は、広域アイスバーンを使う。森の前に広がる平原が、凍り付つく。ヒアリ族は、明らかに動きが鈍る。


「次だ『最大魔法』で検索してみろ」


「ブリザード」「アイススピア」が浮かんだ。

白姫さんの着物や、簪の防御効果を以てしても、アブソリュートスノーは、まだ使えない。

「アーロン、行けるか?」

ブルックは、アーロン君に尋ねた。

「今行かなくては、副ギルドマスター失格ですね」

眼鏡を持ち上げ、ブルックの肩から降りる。


「行きますよ!大風よ!」

アーロンの魔法は風。強風が草原に吹きすさぶ。

「今だ雪姫!ブリザードだ」

合体魔法。2つの魔法を同時に放つことで、相乗効果を狙う。


私のブリザードは吹雪。

アーロン君の大風と合わせることで、低温の強風がヒアリ族を襲う。

一瞬にして、地上に出ているヒアリ族が凍り付く。

数十万単位のヒアリ族を倒す。



「痒い・・痒い痒い・・」

アーロン君が、今まで魔法を撃たなかった理由。

魔法アレルギーなのだ。魔法を撃つと蕁麻疹が出る・・・。





次回、マリアの必殺兵器。

このEPは、区切りが下手すぎでした・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ