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7話 ロマンを手に入れた

戦場から帰ってきたと思ったら、戦場だった

「それはですね、クドクドクドクド」

なんでこうなった



-------少し前-------



「やっと着いた・・・」

「zzzzz.....」

オークを倒した後森の入り口まで行ったが、案の定あの5人組は居なかった

それはいい、問題なのは俺が借りた馬ももって行きやがった

まさか生きて帰ってくるなんて思ってなかったんだろうな~・・・マジ死ねばいいのに・・・・

フェリは頭の上で爆睡してるし、涎たらすのだけは勘弁してください・・・・


さてギルドに着きましたよっと・・・

あの5人が生きてるなら護衛依頼も達成って事でいいのかな? まぁ無くてもオークの素材で当分は危険な事しなくて良いな

「戻りましたよー・・・がっ!」

ギルドに入るや否や何かに押し倒された・・・

フニフニ・・・・!この感触はマズイ奴だ、引き剥がし引き剥がし


「ん?・・・・ジルさん何してるんですか?」

「・・・・・・・////」

いや顔赤くしても分かりませんよ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

なんだこのプレッシャーは・・・・


「ジルさん何してるんですか~♪」

なんだ悪魔か


「い、いえ。私も心配してたんですよ?別にタクトさんが死んだって聴かされた後のサクヤさんが怖かったからタクトさんが帰ってきて『たすかったー』なんて思ってませんよ?」

「そうですか、ところで何時まで抱きついてるんですか?・・ふふふふ」

顔を真っ青にしたジルさんが飛び起きカウンターの向こうに飛んでいた


「・・・おーサクヤ久しぶり、どうしたんだ?」

「分かりませんか?」

脳みそフル稼働!!・・・・・・・・・わからん☆

「分かりません・・・・」取りあえず土下座

「それはですね、クドクド」




てなわけだ、かれこれ1時間はたったかな?

サクヤの言いたい事をまとめると

『すぐ来るって言ってたのに来ない』→『こっちから会いに行こう』→『ガラの悪そうな人たちが俺が死んだとジルに報告』→『自棄酒(酒飲んでいいのか?)』→『俺帰ってきて安心』

・・・・なぜ怒られている? 

いや今はそんな事はどうでも良い・・・今一番大切なのは休息だ! 現状は森よりハードですよ?







サクヤSide



「ですから私は「分かった俺が悪かった」・・?」

「俺が悪かった。だから明日お詫びに昼飯をおごるよ、それで良いか?」

何を言ってるんですか、そんなご飯なんかで釣られたり・・・・

「・・・・・・・・・・・」

待って私!!お昼をおごる・・一緒に食事・・・これはもしやデートのお誘い!どうしよういきなり過ぎますそりゃ一日中タクトさんの事考えてて私ってタクトさんのこと好きなんだなーとか思ってたりしてますがそんないきなりそんな事言われてもいや嬉しいんですが心の準備がですね・・・いやここで逃すとチャンスはもう来ないかもしれない頑張るのよ私

「・・・ダ、ダメだろうか?」

「もちろんOKです、明日家で待ってますね!・・・はっ!いけない急いで準備しなきゃ。では楽しみにしてますね・・・・絶対来て下さいね待ってますから」

「・・・お、おうもちろん」

これはいわゆる春の予感ですね、タクトさんが私に気があるなんて♪急いで準備しなきゃ・・・準備ってなにを準備するんですかね?とにかく準備しなきゃ





タクトSide



・・・嵐は去った、願わくば明日には元に戻っていてくれる事を



「あの~タクトさん?ご飯いりますか~?」

「・・・いや遠慮しとくよ」

今日は仏滅なのかな~・・・




「次の日になりましたよっと」

「誰に言ってるの?」

「え?俺なんか言った?」

「・・・・・・・・」

朝っぱらから視線が痛いぜ


「じゃぁタクトがデートしてる間、私は適当な依頼でも受けとくわね」

「よろしくー、けどデートじゃねぇよ」

「じゃあ何なの?」

「・・・・デートとは別の何かだ」

「その何かを聞いてるんだけどね・・・・まぁ良いけど」

そんなイベントだったら喜んで行くんだけどな・・・

ご機嫌さえとれば「美人とデート」というすばらしいイベントに変わるだろうし頑張るかな





そういやこの世界に着てからまだ11日しかたってないのか。初めてづくしで密度の濃い日々だったな、これからも当分は初めてづくしで退屈はしなさそうだな

まぁそんな感傷に浸ってたら

「---迷った・・・・」

前世でもべつに方向音痴だった記憶は無いんだけどなー。まぁ街唯一の鍛冶屋だから場所聞けばすぐかな

「えーと、誰か聴きやすそうな人・・・・」

衛兵さんあたりが妥当かな?鍛冶屋も利用してそうだしね

「あのー、鍛冶屋までの道を教えてもらいたいんですが」

「ん?ああいいぞ、鍛冶屋はな」

「ちょっと隊長良いんですか?一応厳戒態勢中ですよ?」

「良いんだよ、どっち道顔も分からねぇのに捕まえられるわけ無いだろ」

「まぁ・・そうですね・・・」

「大体情報が大雑把なんだよ!この街に茶髪で白いローブを着た男なんてその辺に五万といるっての」

「一応その男ロドックの紋章の入った剣を持ってたみたいですよ?」

「剣なんざローブ着てたらわかんねぇよ・・・」

「あの~道・・」

「おおっ!すまんなちょっと上から無茶な命令が出ててな。鍛冶屋にはこの先の道を右に・・・・・・」

「ありがとうございました、お仕事頑張ってください」

「おう坊主も気いつけてな」

坊主って・・・


それにしても面倒ごとが起こってるみたいだな、巻き込まれませんように



俺が鍛冶屋に着いたときにはすでにお昼近かった

「危ねぇ~、これで遅刻とかしたら殺さそうだったな」

「誰が誰を殺すんだ?」

「うおっ!ガイウスさん・・お久しぶりです」

「おう久しぶり。・・・・え~なんだサクヤに用だろ?呼んで来るから待ってろ」

ガイウスさんも久しぶりだな~・・・

なんか様子が変だったよな?なんかすごい複雑な目で睨まれたんですけど

二日続いて仏滅!?



「タクトさんいらっしゃい」

「よお、サクヤ早速だけど飯いこうか」

別にせめてガイウスさんから離れたいとか思ってないですよ?

「今からですか分かりました、じゃぁお父さん出かけてくるね」

「・・・・おう、晩飯には帰って来いよ」

「考えとくわ」

「・・・・・・・」

だからどうして睨むんですか?

「どこか行きたい店とかある?俺依頼とギルド、宿の往復して生活してるからいまいち街の地理とかわかんないんだよ」

「それなら大通りに新しくパン屋さんが出来たみたいで、噂ではそこのランチがすごくおいしいらしいです」

「んじゃそこにするか」

よかった元に戻ってるみたいだ



ギルドとは街中央の領主の館を挟んで反対側に真新しいパン屋があった

「良い匂いだな」

「はい、私もいつか来たいって思ってたんですよ」

「パンだけならいつでも来れるだろ?」

「若い女性が一人でランチなんて寂しすぎるでしょ?」

「美人だなんて・・・・たしかに、けどサクヤは美人だし男のほうからよって来るんじゃないか?」

「村のほうでも何人か言い寄ってきたんですが、私の方もちょっと良いかな~と思い始めたとたん、何故か離れていってしまって・・・」

・・・・近くで見て初めてわかる事もあるんだと思いますよ



パン屋はサクヤの言った通りとても美味しかった

てかこの世界にコーヒーってあったんだね、酒と紅茶しか見た事無かったよ


「これからどうする?出来れば街の探索に付き合って欲しいんだけど?」

「はい、私は今日一日暇なのでご一緒します」

ラッキー、一人で行って道に迷うのはいやだからね

「ではまずは、傭兵の方がよく行くような店を回りましょうか」

「うん助かるよ」



やって来ました武器屋

「傭兵の方はここで武器を買って行ったり、他の街から武器を取り寄せたりするみたいですね。タクトさんは魔術師なのであまり縁はないでしょか?」

「ん~、確かに今まで刃物が必要だと思ったことは無いな」

素材剥がすのも、食材切るのも全部カマイタチ使ってるからな。カマイタチ万能説

「おいおい坊主、どれだけ優秀な魔術師かは知らないが。持っておいて損は無いぞ?」

「その根拠は?」

「そうだな、たとえば魔物の素材をはぐのに使ったり、魔術の発動までの間剣で応戦したり、魔法を使うまでも無いような敵に対して魔力の温存になる。たまに剣士と間違えて正面から突っ込んでくる馬鹿な盗賊とかも居るしな」

「私も持っていて損は無いと思います、唯でさえタクトさんは武器なしの上防具はローブっていう状態なんですから。この際です武器と防具をそろえておきましょうよ!」

ん~・・・・正直武器を持つメリットが薄すぎる・・防具は神様ローブ以上の物は存在しないだろうしな~

「いや自分は遠慮し「タクトさん!!絶対買っておいたほうが良いですよ!!」・・・・・」

あんたはこの店の店員かと・・・仕方ないね、ここで拒んでも角が立つだけな気もするし

「じゃぁ・・・何か買おうかな・・・」

押しに弱いわけじゃないんだよ?ホントだよ?



さて、買うと言ったは良いけど武器の良し悪しなんか分かんないしな・・・・どうしようか

「タクトさんこの剣はどうでしょうか?」

「良い剣だけど俺が持つには少し重いし大きすぎるかな」

サクヤさんそれは剣通り越して大剣ですよ

「ん~・・・」

「坊主!この短剣はどうだ?これなら切れ味も良ぞ、まぁ戦いにはあまり向いてないがな」

「本末転倒では?」

「ん~・・・」

口うるさいって?どうせ買うんだったら良いのが欲しいじゃないか

ん?これは剣、いや刀!

「おじさんこの剣も売り物?」

「ああそうだが、なんというか飾り用だな、刃が片方しかついて無い上に曲がっていやがる。俺の親父がガキの頃からある代物でな、なんだか愛着が沸いて捨てるに捨てられ無かったみたいだ」

「じぁ俺が買うよ!いくら?」

「いや金は要らんよ、親父が大事にしてた剣が誰かに使ってもらえるなら俺も嬉しいしな・・・・だが本気か?俺が言うのもなんだがどう見ても実用的じゃないぜ?」

「それでも買うよ」

「そうかい、だったら持って行きな!」

「タクトさんほんとに良いんですか?そのもっと強そうなのが良いんじゃ?」

「いやこの剣は俺の故郷の武器なんだよ、実際見たのは初めてだけどな。ここであったのも何か縁を感じるじゃないか」

転生してから初めて訪れた武器屋で日本刀と出会う。これで買う以外の選択があるはずが無い!!


けど何でこんなところに日本刀が?・・・・まいいや

こうして俺は日本刀(ロマン)を手に入れた



「次は防具ですね!今度はちゃんとしたもの買いましょうね」

ちゃんとしたものって・・・ひどい








金曜日に間に合わなかった・・・orz

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