044話 従魔に寄るゴブリン退治。
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私達はウイタール王国の国境の街ムーランに朝一で入国し、特に長居をする様な理由もなく冒険者ギルドで地図と情報収取をして、昼前にリズタンの街へ向かう為に裏街道を南方へ進んだ。
「う~ん、そろそろお昼ね、どうしようか」
私は1時程裏の街道を進んでから、ふとお昼のお弁当が無い事に気付く。
「あっ、そう言えば街に入るからとお弁当を作ってませんでしたよね、ケイナさんに聞きます。ケイナさんお昼どうします」
ニーナはハルカに言われてお弁当が無い事に気付き、後方の幕を捲ってケイナに聞く。
「あっ、そうだった。お弁当買うの忘れてわね、はぁ~、どこかで停まってログハウスを出して貰うしかないわね、ハルカに言って貰える」
ケイナはうっかりしてお弁当を買うのを忘れていたので、ログハウスを出して貰いお昼ご飯を作るしかないと思いハルカに頼む。
「ハルカさん、どこがで馬車を停めてログハウスを出して欲しいそうです」
「やっぱりね、どこに停めようかしら」
私はログハウスを出すのにちょうど良い場所を探しながら馬車を進める。
私はログハウスを出すのに適した場所を探しながら馬車を進めていると、前方にゴブリンが12体程の集団が現れた。
「う~ん、どこに停めようかな、あっ、ハク出番よ、ゴブリンが12体居るから退治してね、クロちゃんも援護を頼むわね」
「キャン」
「ブルル、グッヒヒ」
ハクがニーナの膝の上から起き上がり、前方に現れたゴブリンの集団に向って走り出して行くと、ゴブリンの集団の真中へ向かって突進して青炎プレスを放ち襲い掛かる。
クロちゃんもハクの援護でブラックホールを地面に開き、ハクの後方支援を行いゴブリンを黒い穴に落として消滅させ、ハクは爪でゴブリンの首筋を切裂き青炎プレスで焼き払う。
「ホェ~、クロちゃんって何時から地面に黒い穴を開ける魔法を使える様になったんですか」
「うん、あれはブラックホールよ、この間の戦闘でレベルが上がって闇属性の魔法が使える様になったみたいね」
私はクロちゃんのブラックホールは今は小さいけどレベルを上げて行けば、いずれは厄災級の魔法になると思う。
ゴブリンとの戦闘はほんの数分で終わり、ハクが倒したゴブリンの亡骸はクロちゃんのブラックホールで綺麗に呑み込んで跡形も無くなった。
「終わったわね、もう面倒だから、この辺で土魔法で整地してログハウスを置こうかな」
「えっ、この場所にするんですか」
「うん、この辺なら問題ないでしょう、左側の草むらを綺麗な更地にしちゃえばいいわよ」
私は探すのが面倒になり、御者席から降りて街道の左側を更地にする事にした。
私は街道の左側の草むらをエアーカッターで草を刈り、土魔法で地面を街道と同じ高さに合わせて更地して固めて、その上にログハウスを置いて馬車も更地の中に移動した。
「あっ、ハクったら返り血が付いてるわね、クリーン、ヨッシ綺麗になったわね」
私は戻ってきたハクを見てゴブリンの返り血が付いていたので、魔法で綺麗にする。
「ケイナ、ルミカ、馬車から降りて」
「あっ、ゴメンね、ハルカ、直ぐに昼ご飯の用意をするね」
ケイナは馬車から降りるとルミカと二人で先にログハウスの中に入って行った。
私はアイテムボックスからクロちゃんとハクの餌を取り出して、クロちゃんとハクの餌を与えて、ログハウスと馬車の周辺に防御結界を張る。
「ハクとクロちゃんはこのまま周辺の警戒をお願いね、ニーナ行きましょう」
私は結界を張り終るとニーナと一緒にログハウスの中に入り一息入れる。
ケイナとルミカは素早く簡単に出来るパンサンドと野菜スープを作り、直ぐに私とニーナの分を先にテーブルの上に置いてくれて、私達は先に食べさせて貰い、ケイナとルミカも遅れて食べ始める。
「ねぇ、ケイナ、さっきゴブリンの集団が街道に出てきたけど、この辺はゴブリンが多いのかな」
私はムーランの街が初心者向けで弱い魔物が多いと聞いたけど、魔物の種類を詳しくは知らなかった。
「うん、一角ラビットとかゴブリンとかグレンウルフ辺りが殆んどだとは聞いたけどね、そうか停まったのはその所為なのね」
「はい、ハクとクロちゃんであっという間にゴブリン退治しちゃいましたよ」
ニーナが少し興奮気味にハクのクロちゃんの活躍をケイナ達に話す。
「えっ、クロちゃんも、動いてないよね、どうやって退治したの」
ルミカはクロちゃんも退治したと聞いてあれ動いてないよねと思った。
「クロちゃんはブラックホールと言う魔法でゴブリンを黒い穴の中に落として消滅させたのよ、これからはゴブリンの様な素材価値の無いのはクロちゃんに亡骸の処分が頼めるわよ」
「何か凄そうな魔法だね、確か闇属性の魔法だったよね」
ケイナは闇属性の魔法に関してはあまり詳しくはなかった。
「ふ~ん、それだったらこの辺の魔物はクロちゃんとハクに任せても良さそうね」
ルミカはゴブリンとかグレンウルフ辺りならハクとクロちゃんで十分討伐できるかなと思った。
私はパンサンドを食べていると頭の中にメッセージが流れ込んで来て、一瞬驚いたけど、メッセージの内容がまた凄かった。
【クロちゃんがブラックホールで呑み込んだ魔物で合成して召喚獣を作る事が出来ますが使用しますかYES・NO】
私は勿論ですがYESを選択すると、ゴブリンの6体分を合成してホブゴブリンに2体進化させたて、さらにその2体を合成してゴブリンナイトに進化させてみた。
「ハルカ、何かしているのか」
ケイナはハルカが宙に向けて指を動かしていたので何をしているのかと尋ねる。
「うん、クロちゃんがブラックホールで取り込んだ魔物で合成して召喚獣を作っていたの面白いかも」
「えっ、そんな事が出来るの、相変わらずハルカは規格外だね」
ルミカは合成して召喚獣を作ると聞いて呆れる。
「それじゃ、クロちゃんがそのブラックホールとやらで取り込んだ魔物は合成して召喚獣になるのか、それは凄いな、戦力になるなら私達も助かるけどね」
ケイナはハルカの言う通りならパーティーの戦力となるので期待を寄せる。
その後お昼ご飯を食べ終わると、直ぐに皆でログハウスから出ると私がアイテムボックスに仕舞い、ニーナが手綱を握り馬車を走らせて街道を進む。
街道を進んでるとゴブリンの集団とまた出くわして、ハクとクロちゃんに瞬殺し、また暫らく進むとグレンウルフの群15頭と出くわしハクとクロちゃんで仕留めた。
クロちゃんがブラックホールで仕留めたゴブリンとグレンウルフを合成し、全部でゴブリンナイトライダーを3体分の召喚獣を生成した。
その後は日暮れまでは何事もなく街道を進めることが出来たので、街道の左側に土魔法で更地にしてログハウスを出して一夜を過ごした。
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