045話 リズタンの街
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
ログハウスで一夜を過ごし朝を迎えて身支度を済ませて朝食とお昼のお弁当を作り、朝食を済ませてから何時もの様にログハウスを仕舞い、直ぐに馬車に乗って次のリズタンの街へ向けて出発した。
「ハルカさん、今日も晴れて良かったですね」
ニーナは青い空を見上げて微笑みながらハクを膝の上に寝かせて背中を摩る。
「うん、そうね、気持ち好い風も吹いてるしね」
私も青い空を見あげ、爽やかな風を頬に受けながらニーナに答える。
街道を馬車いで進んでいると木材を積んだ荷馬車と度々すれ違がったけど、護衛の冒険者も積んだ木材の上に座ってるのを見ると、何となく長閑さを感じた。
「あの、この国の隣の国がダンジョン都市のルティタス公国なのですよね、ダンジョンって、どんな感じなんでしょうね」
ニーナはダンジョンの事は魔物が沢山いる所で魔物を倒して素材をギルドに買取って貰うという程度しかなかった。
「ダンジョンがどんな所かと言われると上手く説明できないけど、冒険者にとっては安定して稼げる場所かな、階層の深く行けば行くほど強い魔物が居てね、強い魔物の素材には高値で買取って貰えるみたいなの」
私も正直言ってダンジョンの事はケームや異世界物のアニメとかでの知識だけで、この世界のダンジョンについてはあまり良く知らない。
街道を進んで行く右側に見えていたグレイサン山脈の山々が少しづつ遠く見える様に感じて、その分森の奥行が深くなっていくように感じた。
右側を見ると集落が所々にあり、大きな倉庫の様な建物が在って、そこに伐採した木々が運ばれているのが見えた。
「この辺って林業が盛んなのね」
私もこの世界に来て林業を営む集落を初めて見る光景だな思った。
「そうですね、私も初めてですけど、私が住んでいた村では必要に材木は近くの森の少しだけ中まで行って、必要な分だけで伐採して大人たちが引張って運んでましたけどね」
「えっ、そうなの入口側では伐採しないのね」
「はい、入口側で木を伐採すると森の神様の怒りに触れて森が広がると言われてまして、だから少しだけ中に入って必要な分の木を奥に向って伐採するんです」
「なるほどね、だから左側に見える木々の背丈がバラバラなのね、植樹して育てているのかな、森があるのに態々(わざわざ)植樹をしている感じだものね」
「そうてすね、特に魔物が棲息する森の場合は無暗に木を伐採したり、燃やしたりは出来ませんね、ですから森の入口辺りで火災が発生したら大変なんですよ、どこまで森が広がるか分かりませんからね」
「そうなのね、そう言う事があるのか」
私はニーナから魔物が棲まう森の不思議な話を聞いて、流石は異世界だなと感心する。
その日は何事もなく日暮れまで順調に馬車で進む事が出来ので、適当な場所で馬車を停めて、街道の左側の草地を更地にしてログハウスを置いて一夜を過ごす。
次の目的地のリスタンの街には2日後に日暮れ時に到着してたので、リズタンの街の宿屋に一泊し、翌朝にはギルドへ行って何か稼げそうな依頼が無いか見て、無ければ市場へ買出しに行く事にした。
私達はリズタンの街に入ると先ずは4人部屋が空いて宿屋を探し、5軒目で4人部屋の空きをあったのでケイナが宿賃と食事代を前払いで支払った。
私達はケイナが宿泊手続をしている間に空いているテブールに座り、ケイナが代金を支払うと私達の所へ来て日替わり定食注文して夕ご飯を頂いた。
「まぁ、偶には宿屋の定食も良いもんだよね」
「うふふ、姉さんってば料理するのが面倒になっただけでしょう」
「ルミカ、変な事を言うな、そんな事はけして無いから、明日はギルドに行って稼げる依頼があるか見に行くわよ、無ければ買出しに行って、そのまま街から出るわよ」
そんな会話をした後に定食が来たので皆で食べてから2階の泊まる部屋へ行って、その晩は適当に寛いで身体をお湯で蒸らしたタオルで拭いてから就寝した。
朝が来て身支度を整えてから1階の食堂へ行き、朝食を食べてからお昼のお弁当を貰い宿屋から出ると、そのまま冒険者ギルドに向う。
この街はどうも紙の生産が盛んな様で、お洒落に便せんや封筒などにトイレットペーパーなどの日用品も多数売っているお店がチラホラと並んでいる。
私達もトイレットペーパーと生理用品などの貴重のなのが他で買う値段より安かったので大人買いして100個ずつケイナが購入し、他の冒険者の女性の方々も生理用品などを買っていた。
「まさか早朝から開いているなんて驚いたけど助かるわね、中々市場でも数が少なくて探すのが大変だけどね、それに安いのが良いわね」
ケイナは他の街の市場でも品薄で値段も割高なので、この辺のお店で買って得した気分になる。
「それに見ると生地も売ってるみたいだし後で買うのも有りかな」
ルミカは開いた店の中に生地の専門のお店も見つけて、あとで買っても好いかなと思った。
「そうだけど、よく見ると高いわよ、うん、あっ、シルクだから高いのかな、綿とシルクの混合の生地なら買えなくもないけど高いわね」
ケイナもそろそろ下着が欲しいと思っていたので、生地に興味を持ち店の傍に寄って値段を見て驚く。
この街のお店は開店時間が他の街のお店に寄りも開店時間が早いみたいで、食事処も営業をしているお店もあって商売熱心だなと皆で感じた。
冒険者ギルドに着くと直ぐに中に入り依頼掲示板を見ると、常時依頼にシルクススパイダー5匹の生け捕りで20万ルティとゴブリンの討伐5体で5万ルティとあった。
「うっん、シルクススパイダーで何だろね、初めて聞く魔物だね、でも生け捕りって、そんなに大きくないのかな聞いてみようか、もしシルクの糸を出すなら、ハルカの従魔にして貰いたいかも」
ケイナはシルクススパイダーに興味を抱く。
「えっ、スパイダーって虫でしょう、チョッと嫌かも」
私は正直あまり虫が好きではなく苦手だし、黒いゴキちゃんは特に大嫌いだよと叫びたい。
「まぁ、いいや、そのシルクススパイダーと詳細を聞いて受けよ、ついでにゴブリン退治も受けるかな」
ケイナは受付カウンターへ行って常時依頼の2件を受ける事にした。
ケイナは受付の際に受付嬢にシルクススパイダーの詳細を聞いて、大きさに敵には手の平サイズの蜘蛛の魔物でシルク糸を多く噴出するらしく、この付近にの森だけに棲息すると聞いた。
ケイナが受付を済ませ私達の所に来ると、シルクススパイダーを捕獲した際の虫篭を購入する必要があると言うことで、受付嬢から聞いた専門店に行って買いに行く事にした。
「お待たせ、シルクススパイダーの捕獲を受けたけど、捕獲用の虫篭を買いに行かなきゃダメみたいだから買いに行こうか」
「へぇ、捕獲専用の虫篭があるんだね、珍しいパターンだね」
ルミカがシルクススパイダーの捕獲用の虫篭があると聞いて珍しがる。
ケイナを先頭にして皆でギルドから出ると、その専用に虫篭を買いに専門店へ行くと、ギルドの3軒隣に専門店があったので直ぐに5個を千ルティで買って森のある東門へ向かった。
お読み頂きありがとうございます。
もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をして頂きますと励みになりますので、宜しくお願い致します。




