ヒスイ村★過去のことを語る①
建物の大部屋にタツキはハクリュウ達五人を集め話し始め……。
ここはヒスイ村の廃墟化した建物。そしてハクリュウ達が数日ここで寝泊まりをすることになる場所だ。
既に周囲は暗くなっていた。
建物内には、ハクリュウ、クロノア、タツキ、ユウ、クレイ、ミク、ダリア、クルフ、ディアナ、ガイン、十人いる。
あれからハクリュウは散々ユウに説教された。その後ユウは岩石トカゲをどうしようか悩んだ。
すると岩石トカゲは目を潤ませ何か言いたそうにユウをみる。
それを感じ取ったユウは魔物や魔獣などの言語を翻訳するスキル【魔言翻】を使った。
因みに、この能力は魔物使いだけが覚えるのだ。だが、ゲーム内では殆ど使い道のない無駄スキルなのである。
マーゲーホーンを使うとユウは岩石トカゲに『何か話したいことがあるのか』と問いかける。
その問いに岩石トカゲは『あなたに付いて行きたい。どうか配下に……』と言い、ドンッと膝を付き頭を下げた。
それを聞いたユウは一瞬だけ躊躇ったが、カードの中で大人しくしているならと言った。
意味が分からず岩石トカゲは首を傾げる。
その様子をみてユウは説明した。
『普段一緒に歩くと周囲の人たちに驚かれるし迷惑になるからカードの中で待機して居て欲しい。但し戦闘になり必要だと判断したらカードから出す』
そうユウに言われ岩石トカゲは目を輝かせ頷いた。
それを確認するとユウはカードを岩石トカゲに向ける。すると岩石トカゲがカードの中に吸い込まれ封印された。
それをみていたハクリュウは凄いと思い俄然興味を示しユウに問いかける。
聞かれユウは仕方なく説明した。
その後二人は話しながら、みんなが待つ建物へと向かう。
そして現在ダリアとクルフ以外の六人は大部屋で話をしていた。
因みにダリアとクルフは、まだ起きないディアナとガインの看病をしている。
大部屋の中央には至る所、破損している長方形のテーブルが二つ合わさり置かれていた。
そのテーブルを囲むようにハクリュウ達六人は、ボロけている椅子に座っている。
「ねぇ……クルフとダリアの居る所で話をしても良かったんじゃないのかな?」
「クロノア、できれば同じ世界の者だけで話をしたい」
「なるほど……タツキさん、それだけ重要な話だってことですね」
そうハクリュウに言われタツキは頷いた。
「そうなる。それに俺は過去に、この世界へ別のキャラで来ていた。そのことを知っている者だけの方が話しやすい」
「過去にも来ていたのは私もなのら」
「ミク、そうだな。お前にも手伝ってもらう」
コクッと頷きミクは、タツキを見据える。
「先ずは俺が誰か分かっているよな?」
「はい、勿論……タツキさんは……リュウキさん……ですよね」
「ああ……ユウ、その通りだ。俺はリュウキのキャラで、この世界の時間……約二百年前ぐらいに召喚された」
目を閉じタツキは昔のことを思い出し話し出した。
「いや、ここに居るミクもだ。当時とは、かなり体系が変っているがな」
「ムッ!? 私の体を変えたのリュ、タツキなのら!」
「そ、そうだったな……ハハハ……(汗)……。まあ、それはいいとして話を続けるか」
それ以上のことを言わない方がいいと思いタツキは話を戻す。
そして過去にあったことをタツキはミクと一緒に語り始めた。
読んで頂きありがとうございます(^^ゞ
『モンスターカードって、どうやったら手に入るんですか?』…byハクリュウ
『魔物使い系の職じゃないと使えないぞ』…byユウ
『そっかぁ……俺も魔物使いになろうかな』…byハクリュウ
『やめておけ、ハクリュウじゃ無理だ』…byユウ
『どうしてですか? そんなに使い熟すのが難しいとかかな』…byハクリュウ
『使い方は簡単だ。でもハクリュウじゃ魔物や魔獣を殺すから無理だと思うぞ』…byユウ
『(;^_^Aそういう訳か……』…byハクリュウ
と、いう事で……(/・ω・)/
では次話もよろしくお願いします(^_-)-☆




