ヒスイ村★過去のことを語る②
タツキは過去の一部のことを話すも……。
「俺は神殿の祭壇で、エルフのアリーシアに召喚された。ミクは……」
言いかけてタツキはミクへ視線を向けた。
「ん? あー私は遺跡の祭壇で、ルナが召喚したのら」
「ああ、その他の仲間たちは――……」
……――このシェルズワールドでの約二百年前。タツキはメインアバターであるリュウキでアリーシアにより神殿の祭壇で召喚される。
同時期に遺跡の祭壇でルナがミクを、クロノア・ノギアはディアスにより洞窟の祭壇で召喚された。
数日後にはシェルズ城にてダルナドとユリニャとゲルドフによりシュウ・ライオルスとクレイ・ディオンとマリリン・ハーブが召喚される――……
「どうしてシュウさん達三人は、シェルズ城で召喚されたんですか?」
「ハクリュウ……生贄のためだ。まあ俺とクロノア、ミクもだけどな」
「生贄って……なんの……儀式……なんですか? 前に……話して……くれた時……そこまで……聞けてません」
そうユウに問われタツキは、つらくなり俯いた。
タツキはできるだけ、そのことに触れたくなかったからである。
その横でミクは心配そうにタツキをみていた。
「……話さないと、か。以前は言葉を濁して全て話してなかったからな」
「タツキさん、話すのが無理なら今じゃなくても……そうそう違う話をしない?」
何時もはこんなに気を使わないクロノアなのだが流石にツラそうなタツキの顔をみて別の話をしようとする。
「クロノア、ありがとう……だが大丈夫だ。これから先で同じことが起きるかもしれないからな」
そう言いタツキは重い口を開き話し始めた。
「恐らく今回あの城で行われようとしていた儀式も同じだ。それが、なんなのかと云うと俺たちの世界と繋ぐ儀式らしい」
それを聞いたハクリュウ、クロノア、ユウ、クレイの四人はそんなことができるのかと驚き一瞬だけ言葉を失ってしまう。
「…………それってほんまなのか? 実際に成功してへんからタツキは、ここにおるんやろ。せやのに、なんで分かるんや」
「ああ……成功しなかった。そのお陰で俺やミクは、この場にいる。そのことを知ったのは、シェルズ城に乗りこんだあとヤツラがペラペラと喋ってくれたんだ」
「確か過去のシェルズ城の者たちって倒したんですよね?」
話を聞いていて不思議に思ったハクリュウは、そう問いかける。
「ああ……倒したが……」
明らかにタツキの様子が変だ。冷や汗をかき俯いている。
いやタツキだけじゃなくミクまでもが気まずそうな顔をしていた。
「まさか……倒してない……なんて……言わない……ですよね?」
「倒したはずなんだ。いや……過去にも同じことが繰り返されている」
「うん、それに……シェルズ城の者たちを必ずといってけしかけている人が現れてるのら」
そう言いミクは五人を順にみる。
「それって、どういう事なの? まるで生き返って、またゲームに挑んでいるみたい」
「それだけじゃない。同じように……そうなるように仕組んでるヤツが居るって。じゃあ今回も同じなんですか?」
少し考えたあとタツキは、ユックリ頷いた。
「周期的にシェルズ城の者のみ復活している。それに伴い助言、助けるものが現れているんだ」
「どないなってるんや? クロノアが言うたようにほんまにゲームみたいや」
「そのことに……ついて……どこまで……分かって……いるんですか?」
そう問われタツキは頷き遠くをみつめる。
「俺たちの時は国王であるロウディ・オパール自体が配下の者に指示をだしてシェルズ城に手を貸していた。今回は、その子孫であるニック・ソルトが関与している」
「幾ら血の繋がりがあったとしても意味が分からない」
「ハクリュウの……言う通りだ。でも……それが……本当なら……魂が……転生して……同じことを……している……としか……思えない」
思考を巡らせユウは、そう発言した。
「そうかもわかれへん。以前タツキから聞いたあとに過去にも同じことなかったんか調べてんけど。その時に召喚された者たちが似たようなこと言うとった」
「そうだとしても、なんでこんなことが起きてるんですか?」
そうハクリュウに問われタツキは目を閉じ現段階で言っても良いことを選びながら口を開き話し始めた。
読んで頂きありがとうございます( *´艸`)
『作者……やっと重い腰を動かしたみたいだ』…byハクリュウ
『そうだねえ……あの作者って、ここ最近トン体系が増したらしいよ』…byクロノア
『そうなるだろ。動かず書いては食っちゃ寝を繰り返してるって話だからな』…byハクリュウ
『はて? 作者の反応ないね』…byクロノア
『|д゜).。o○(何も言えないです)……...( _ _)ノ|』…by作者
と、いう事で次話もよろしくお願いします(=゜ω゜)ノ




